本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第13回戦 ライオンズ7勝6敗

西武ライオンズ 5−7 福岡ソフトバンクホークス
勝利投手:佐藤1勝1S セーブ:馬原6勝5敗14S 敗戦投手:松坂9勝11敗

本塁打
(ラ)ズレータ32号ソロ、バティスタ24号ソロ(松坂)、的場1号ソロ(正津)
(ホ)カブレラ27号2ラン、和田23号ソロ(和田)

立ち上がりから両チームの先発投手の出来が悪かった。ダイスケ(松坂)の場合は、球速があまり出ておらず、和田に関しては制球に苦しんでいた。ダイスケは、立ち上がりにそっと投げ(適度に力を抜いて投げ)、イニングを重ねるごとに徐々にエンジンをかけていくケース、あるいは相手の主力打者に対しては全力でいくケースが多いのだけど、今日は全般的に直球のスピードが出ていなかった。前の登板で肩に張りを訴えて6回で降板していたが、肩の疲労が抜けきっていないのだろうか。138kmの直球という実況を聴いて、異変ではないかと心配してしまった。スタミナという面でも、万全の状態ではない。解説の大塚さんは、6回のダイスケの投球を見て、「この回(6回)で限界かなぁというピッチングをしてますね」とコメントをしていたのだが、悪い予感が的中してしまった。6回裏に味方が4点を取って逆転した直後のイニングに、2死3塁から暴投と本塁打でホークスに再逆転を許してしまった。暴投で同点に追いつかれたショックを引きずって、バティスタ本塁打を許してしまったのか。万全なら最悪でも同点止まりで終わるのだろうが、逆転本塁打まで許してしまうというのが、ダイスケの現在の調子を表しているのか。
ライオンズの野手陣も、これまでダイスケの登板ゲームでの援護点が少なかっただけに、ダイスケの調子が悪い時こそ、しっかりと点を取らねばいけなかった。ホークス先発の和田は制球に苦しんでいたにも関わらず、四死球はなんと0。フルカウントまで行くケースも多かったのだが、ボール球に手を出して、和田を助けてしまった感は否めない。今日くらいの酷い出来であれば、序盤でKOしないといけない。
和田が先発ということで、ライオンズのスタメンには右打者(赤田はスイッチ)がズラリ。監督も目先のことしか見えていないのかとがっかりした。結果論とも言えるが、ヒロユキ(高木浩)さんのような選球眼のいい打者を左右関係なく入れておけば、もっと和田を苦しめて、点が取れたのではないかと思った。相手が左投手だからといって、こっちは右打者を並べれば攻略しやすいかというとそうでもない。相手投手からすれば、いつも同じ側に打者が立っていることになって、的の大きさ(打者の体型の大小)の違いはあるものの、かえって投げやすいのではないだろうか。(あくまで推測だが)
オリックスとの差は5.5ゲームまで開いた。6連勝6連敗で逆転は可能だが、オリックスが相当星を落としてくれないと、現状のライオンズでは逆転は非常に苦しい。仮にオリックスが17勝18敗で行くとすると、ライオンズは21勝10敗以上(引き分けがないとして)で行かないといけない。明日の移動日を挟んで、仙台で苦手?のイーグルス戦。得意、不得意関係なく、1つも星を落とせない状況。高校野球のつもりで戦ってもらいたい。今日は、片岡のファインプレーやショウゴ(赤田)のヘッドスライディングなど気持ちの入ったプレーが観られた点だけは良かった。