本日のライオンズ戦(福岡Yahoo!Japanドーム)結果

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第9回戦 ライオンズ5勝4敗

福岡ソフトバンクホークス 4×−3 西武ライオンズ
勝利投手:吉武1勝3敗 敗戦投手:松坂7勝10敗(またも完投負け)

本塁打
(ラ)和田19号ソロ、カブレラ24号ソロ(斉藤)
(ホ)松中30号ソロ, 31号2ラン, 32号ソロ=サヨナラ弾(松坂)

1試合に相手の主砲とはいえ、同じ打者に3発ですか。被本塁打が少ない(今季は今日の3本を含めても7本)ダイスケ(松坂)が食らうとは。1発目は擦ったような打球が左翼スタンドの前列へ、2発目と3発目は直球を狙い打って右翼スタンドへ持っていかれました。最後に打たれたのは仕方ないですかね、打たれた球のコースだけを見ると。あの直球に至るまでの2球(変化球)にも問題があったでしょうか。それまでに打たれた2発はいずれも直球を打たれたもの。同点で失点が許されなかった場面だったので、より安全に変化球中心の配球の方が良かったのではとも思います。
さて、今日のライオンズナイターにゲストとして、つい先日、35年ぶりに球界からの永久追放処分を解かれて復帰をなされた池永正明氏が出演されていました。解説は東尾さんだったのですが、お二方が打者への配球について語られると、投球時の制球が何か素人でも出来てしまうかのように聞こえてしまいました。「下位打者に対してはさっさと追いこんで、最後はピっと(ちょっと)曲げておけばいい」なんて話されると、いかにも誰にでも出来そうに思えてしまいます。池永さんは、現在の球界でのナンバーワン投手はダイスケだとおっしゃっておられるようです。今日は試合前にライオンズナインに直接会いに行き、挨拶を交わされたそうです。カブレラの裸、特に上半身のうちの二の腕あたりには驚かされたようですよ。今日はほんの少しだけしか中継が聴けなかったので、是非またゲスト解説として出演して頂きたいと思います。
今日の試合からは離れますが、池永氏と言えば、忌まわしき「黒い霧事件」は切っても切り離せません。いろいろとネットで検索した所、「霧を晴らせ」というタイトルの卒業論文を見つけました。池永氏が不本意にも巻き込まれてしまった事件の詳細に関してはもちろんのこと、日本のプロ野球界、さらにはスポーツ界全体の問題に関して論じられている論文です。卒論でこの事件のことを取り上げることは非常に画期的だと思いました。内容に関しては、各人にお読みいただくことにして、最も印象に残った言葉を引用したいと思います。『池永正明「永久追放」復権を願う応援歌〜翼は折れても』の中に出てくる、三連にわたる部分です。
翼は折れても もう一度輝けよ
霧は晴れると願ってるんだ俺達も
翼は折れても お前らしく笑ってくれ

(途中略)
翼は折れても 大空を飛べる日は
きっと来ると信じているんだ俺達は
翼は折れても 泣かないと誓ってくれ
翼は折れても 誇らしい生きざまが
きっと届くと願ってるんだ俺達は
翼は折れても お前らしく笑ってくれ

霧が晴れ、大空を飛べる日を今年になってようやく迎えられた池永氏は現在、中州で「ドーベル」というバーを経営されております。バーに関する情報は、ブログ
http://www.geocities.co.jp/Athlete/5247/0103a.htmlの中に詳しく書かれております。僕自身、福岡へ応援遠征した時は平和台球場(28年前まではライオンズのお膝元だった球場)の跡地を必ず訪れるようにしています。実際、昨年の福岡でのPOの時も足を運びました。福岡へライオンズの応援遠征で行くスポットとして、池永氏のバーも加えるつもりです。是非1度はお店に立ち寄りたいですね。僕のような若造で甚だ僭越ではあるかもしれませんが、少しでもお話できる機会があればなぁと。トイレに残されている復権運動の痕跡も自分の目で確認したいです。僕の知人に、福岡在住のライオンズファンの方がいますが、彼は池永氏のお店のことは知っているのでしょうかね。年代的には微妙な感じが個人的にしますが。8月の下旬に所沢へ応援遠征に来るそうなので、こういった話を今度会った時にしてみたいですな。