本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第8回戦 ライオンズ5勝3敗

西武ライオンズ 10−4 福岡ソフトバンクホークス
勝利投手:西口11勝3敗 敗戦投手:星野8勝3敗
本塁打
(ラ)カブレラ20号2ラン、フェルナンデス15号ソロ、中島4号ソロ、和田17号2ラン(星野)、フェルナンデス16号2ラン(倉野)
(ホ)宮地2号ソロ(西口)、バティスタ18号ソロ(青木)

スコア上は10−4と大勝の試合だったのだけど、試合後はスカッとしなかった。
まずは先発の西口。初回の3者三振に始まり、飛ばしすぎではないかと心配していたのだが、味方打線の大量得点の援護もあり、杞憂に終わった。各打者に対する初球に結構甘いコースへのボールが見受けられたのだけど、直球がいつも以上に伸びていたこともあって、ホークスの打者がなかなか手を出せずにいた。スライダーで打者を仕留めることが多いのだけど、直球でもしっかり打ち取れるということは好調の証なのだろう。来週の福岡での登板でも今日と同等の投球を期待している。
打線もクリーンアップが3人揃って本塁打を放った。いずれも完璧な当たりだった。カブレラは昨日に続く本塁打だったし、他の2人も含めて、主軸の調子が揃って上向きになってきている気がする。この3人が皆好調であれば、相手投手にとっては重量感たっぷりで、投げにくい打線になるだろうね。
昨日の試合のコメントでナカジ(中島)の打撃のことを心配していると書いたのだけど、今日の第1打席の右中間への本塁打は、彼本来の打球だったのではないかな。ライバルの片岡も1軍に復帰してきて、危機感のようなものが打席結果に表れたのか。昨年は27本塁打と量産したのだけど、その中にはセンターから逆方向への打球も多かった。無理に引っ張ってばかりではなく、おっつけてセンターからライト方向へ打つことを意識すれば、打率はこんなものではないはずだけど。(今日の試合終了時点で.260)
10−1で大量リードした最終回の3失点。青木の球の多くが甘い所へ行っていたのは事実なのだが、失点の原因が投手の失投だけではないということが気になる。失策こそつかなかったものの、松中の打席での三塁への邪飛を落球したのはいただけない。敢えて誰とは書くことはしないけれども。今日のような展開であれば良いが、2,3点差以内の僅差では怖くて守らせることが出来ない。松中の上げた邪飛を取っていれば、3点目と4点目は防げていた。最近はスタメンで出ることがめっきり減っているけれど、スタメンに復帰するためには打つだけでなく、守りもしっかりやらないと厳しい。DH要員としては石井義やGG(G.G.佐藤)がいるわけだから。最終回の3点がホークスにとってどのように影響するだろうか。ダイスケ(松坂)や西口といった一線級の投手には苦戦するかもしれないが、少しレベルの落ちる投手が出てくれば必ず打ち崩せるというイメージを与えてしまったのではないだろうか。8回で100球と球数の少なかった西口に完投してもらって、ライオンズに対する苦手意識をしっかりと植え付けた状態で今回の連戦を終わらせて欲しかった。
今日の各種スポーツ紙に載っていたホークス・王監督のコメント。
「西武はどうして借金しているんだろうね」
これはライオンズファンなら誰もが思うはず。ライオンズはパリーグ5球団相手に勝ち越しているのは何と首位のホークスのみ。マリーンズ、ファイターズには大きく負け越し、バファローズにも1つの負け越し。あのイーグルスとも五分の成績。投手陣が総崩れ、守備が崩壊と原因は分かっているのだけど、ホークス相手にこれだけいい戦いが出来るのに、他のチームとの成績がこれだけ悪いのは信じられないと誰もが思うだろうな。
明日からはマリーンズとの2連戦。マリーンズは今日、仙台で5時間以上の長時間ゲームを戦い、延長戦で逃げ切れず。中継ぎ投手陣も投球数が多くなっており、明日は勝つ絶好のチャンス。打線の好調さで、まずは3連勝といきたい。帆足にも頑張ってもらわなあかんのは勿論だけど。