本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果

vs.北海道日本ハム戦第9回戦 ライオンズ4勝5敗

西武ライオンズ 10−1 北海道日本ハムファイターズ
勝利投手:松坂2勝4敗(今季初完投勝利) 敗戦投手:正田2勝3敗

本塁打
(ラ)フェルナンデス9号2ラン、中村1号2ラン(正田)、中村2号ソロ(押本)、高山1号2ラン(岩本)

昨日に続いての大勝。初回の5点に続いて、4回と5回の追加点で試合がほぼ決まった。初回は、ファイターズ先発の正田の立ち上がりの出来の悪さ(直球は高めに浮き、変化球も殆どストライクゾーンへ来なかった)による2四球を絡めての5得点だった。マヨ(フェルナンデス)の本塁打は完璧で、打球を見失うほどの弾丸ライナーだった。そして、今日のヒーローになったサンペイ(中村)の本塁打。彼は今日、4打数4安打(2本塁打)4打点の大活躍だったのだが、1打席目と2打席目の本塁打は直球、3打席目は低めにきた縦スラ、4打席目も高めの直球を叩いてヒットにした。直球への対応は完璧。3打席目の変化球に対してもうまくついていけた点に成長が感じられた。下半身がしっかりして、落ちるボールに対しても膝を柔らかく使って対応。マヨを除いて、今日打席に立ったライオンズの日本人野手の中でも打球の鋭さは際立っており、今日の活躍を見ると今後も起用したいと監督は思ったのではないかな。守備面では、3塁から1塁への送球で2度ほどやや危なっかしいシーンがあったが、点差も開いていたのでご愛嬌か。
先発して完投したダイスケ(松坂)に関しては、正田同様に立ち上がりは全体に球が浮いていた。しかし、3回あたりからは制球重視の投球にチェンジして、安定感抜群の投球になった。いつもと異なった点は、カウント2−0と追い込んだ後、1球間を置くことなく、打者に3球勝負を挑んでいた点。中5日ということもあって球数を少なく抑えたかったこともあるだろう。打者に対して常にがむしゃらに勝負を挑むのではなく、力を抜いてもよい所で抜く投球、いわゆる大人の投球を見せてもらった。ようやくデーゲーム登板での連敗がストップ。やれやれ。勝ってしまったので、昨日の日記で書いた画像は貼りません。ダイスケは交流戦に入ってからも中5日でまわるようだが、今日のような投球を僅差の場面でも見せてもらいたい。
交流戦突入直前になってようやくライオンズの良さが顔を出はじめ、理想的な試合が出来た。明日からはいよいよ交流戦。普段対戦機会のない相手との試合が続くが、日頃パリーグのチームと対戦している時と同様の気持ちで、「普段着の試合」をやって欲しい。明日からは広島でのカープとの3連戦。明日は天気が悪そうで流れる可能性もある。予備日が9日の月曜日に設けられているが、そうなると10日は広島から所沢へ当日移動した上で、セリーグ覇者・ドラゴンズとの対戦になり、かなりタフな日になることが予想される。出来れば明日からの3連戦は、日程どおりに試合を消化してもらいたいものだが、果たして…。