せっかくのCMが…

昨日のライオンズエキスプレスでこのニュースの第一報を聞いた。


西武が2人に金銭供与


今日になって、金銭が渡された時期と金額、そして一部新聞では金銭を受け取った選手の固有名詞まで明かされた。そのうち1選手にはいわゆる「一場事件」発覚後にも、学業に専念させる目的?(手切れ金か?)で供与があったそうだ。


今日から所沢でのオープン戦スタート、球団初のCM開始と、2007年版新生ライオンズの幕開けとなるはずであったのに。何とも公表の間が悪すぎです。昨年の夏から調査を開始して、早くからこの事実が分かっていたのなら、オフ中の早い時期にでも発表すべきでした。今回の一件はあってはならないことだけれど、早期に公表しておけば、CMも球団の旧体質を一掃する好材料になったはずなのに。
太田オーナー代行兼球団社長は、発表が遅れたことについて「自身の怠慢」だとおっしゃっていますが、今春キャンプでは、弁護士を招いて、選手にコンプライアンス(法令順守)の意識を強化するなど活動も行っています。意識改革へ向けて努力している最中なので、責任をとって辞任ということだけは勘弁してもらいたいです。太田さん主導で球団改革を実行してもらいたい!


西武裏金でドラフト参加禁止か


という報道もありますが、(来年も現状ドラフト継続ならば)大社ドラフトでの自由獲得枠使用禁止くらいの処罰は甘んじて受けなければならないと思います。実際どうなるかはわかりませんが。
開幕まで2週間、選手も仕上げの段階に入っていくこの時期に、このような暗い話題が出ると、選手のモチベーションへの影響が心配です。「身売り騒動」を打ち破った時のように頑張ってくれればいいのですが。


ところで今回金銭供与が発覚した2選手。1人は固有名詞が出ましたが、今季某在京球団から指名されて、指名拒否で社会人チーム残留。この選手に対しては何球団かがアプローチしていたようなので、穿った見方をすれば、他にも金銭のやりとりがあったのではないかとも疑ってしまいます。もう1人は6大学の某野球部に在籍する選手ということで、今後野球部退部など処分が下された後に具体的な名前が出てくると思います。


NPBには再度、こうした不正行為の調査と防止に万全を期して欲しいと思います。