本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果 


vs.オリックスバファローズ戦第20回戦 ライオンズ11勝9敗 
試合開始:13:00 試合終了:16:17 試合時間:3時間17分 観衆:17,376人


西武ライオンズ 7―4 オリックスバファローズ


     1 2 3 4 5 6 7 8 9  R H E
Bs  0 0 0 1 3 0 0 0 0  4 10 1 
   3 0 0 0 0 1 3 0 ×  7 12 0


【投手リレー】(カッコ内は投球イニングを示す)


(Bs) 川越(6 0/3)〜高木(1/3)〜吉川(0/3)〜山本(2/3)〜萩原(2/3)〜前川(1/3)
(L) ギッセル(4 1/3)〜許銘傑(2/3)〜星野(1)〜山岸(1 2/3)〜三井(1/3)〜小野寺(1)


勝ち投手:山岸2勝 セーブ:小野寺6勝3敗28S 敗戦投手:川越8勝9敗


本塁打
(Bs) 谷5号ソロ(ギッセル)
(L) 和田18号2ラン、カブレラ30号ソロ(川越)


【経過】


1回裏、ライオンズはカブレラのレフト越えのヒットと和田の2ランで3点を先制。オリックスは4回に谷のソロで反撃を開始すると、5回には5連打などで3点を奪って逆転。しかし、ライオンズが6回に石井義の二ゴロで追いつき、7回にはカブレラのソロ本塁打などで計3点を取って逆転。6投手の継投で逃げ切った。オリックス戦は2年ぶりの勝ち越し。


【戦評】


初回に3点を取った時は、「今日は楽勝か」と思っていたが、2回以降は最近のライオンズのお得意の残塁の山を築くパターンにはまった。点を取り損ねるうちに、谷に反撃のソロを浴び、5回には9番の森山から5連打を浴びて逆転を許した。先発のギッセルは、走者を背負った時の投球に大いに問題あり。制球を大きく乱すし、ストライクを取りに行くとクリーンヒットを打たれる悪循環。オリックス相手だからこんな程度の打たれ方で済んだが、ホークス相手に先発していたら大変だったかもしれない。今回は西口とローテの順番を入れ替えたが、これが功を奏するかどうかは明日の試合後に結論が出る。ギッセルに関しては、前回(札幌)の登板後に「もう先発はないかもしれない」と言われていたが、今日の登板を見る限り、負けられないチーム状況の中で投げさせるのはおっかないので、もう登板はないのではないだろうか。


オリックスに逆転を許して、試合の流れも相手に行きかけたが、それを食い止めたのが6回の星野の投球だった。下位打線相手だったものの、4球で三者凡退に抑えた。直後に同点に追いつき、このイニングあたりから徐々にライオンズにいい流れがきていた。


ライオンズ側に完全に流れを引き寄せたのが、7回から4番手として登板した山岸。四球を1つ出したものの、8回2死まで無安打投球。早川の打球の直撃を食らったものの、何事もなかったかのようにその後も抑えたのには、「チームの勝利への執念と魂」を感じた。8回2死をとってマウンドを三井に譲り、山岸が1塁ベンチへ帰る途中、一塁手カブレラと一言二言会話を交わす様子がライトスタンドから見えたのだけど、いったい何を話していたのだろうか。スタンドからは山岸の好投に対する拍手が盛んに送られていたけど、カブレラもスタンドのライオンズファン同様に激励の言葉を送っていたのかな。


最終回には小野寺が1イニング登板。ストレートはセットから投げて最速151キロ出ており、ストレートの伸びは戻ってきたように感じた。あとはいかにフォークを打者に振らせられるか。一番大事な真っ直ぐが戻ってきたので、夏場の一時期のような心配は必要なさそう。


苦労したけれど、終盤に相手のミスにうまくつけ込んで勝利をモノに出来た。ファイターズも激闘の末、サヨナラ勝ちを収めたようなので、勝てて本当に良かった。明日からはホークスとの直接対決2連戦。この2連戦で連勝を狙うためにローテをいじったわけだから、明日の西口には頑張ってもらいたい。西口が一番最後に負けたのは6月28日のイーグルス戦で、2ヵ月半ほど負けがない。明日は負けなしを続けるとともに、今季10勝目をゲットして欲しい。ライオンズ打線はホークス・斉藤和に対するアレルギーが解消されつつあるので、チャンスを確実にモノに出来れば点はそれなりに取れると信じている。


明日も今日に続いて、所沢のドームにて応援してきます!!


(写真1) 山岸投手のヒーローインタビュー



(写真2) 銀ちゃんお立ち台!