本日のライオンズ戦(福岡Yahoo!Japanドーム)結果 


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第18回戦 ライオンズ9勝8敗1分


試合開始:13:00 試合終了:16:47 試合時間:3時間47分 観衆:35,159人


福岡ソフトバンクホークス 5−8 西武ライオンズ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
 0 1 1 0 3 1 2 0 0   8 12 0
 1 0 0 1 0 0 2 1 0   5 12 0


【投手リレー】(カッコ内は投球イニングを示す)


(L)西口(6 0/3)〜星野(1)〜石井貴(1)〜小野寺(1)
(H)寺原(4 2/3)〜竹岡(2/3)〜杉内(2/3)〜柳瀬(2)〜吉武(1)


勝ち投手:西口8勝8敗 セーブ:小野寺6勝3敗23S 敗戦投手:寺原3勝6敗


本塁打


(L)カブレラ26号ソロ、細川4号ソロ(寺原)
(H)ズレータ24号ソロ(石井貴)


【経過】


1回裏、ホークスは松中の右前安打で1点を先制。2回表、ライオンズはカブレラのソロ本塁打で追いつくと、3回には片岡の中前安打で勝ち越し。4回裏、ホークスが柴原の2塁打で追いつくが、5回以降ライオンズが小刻みに点を加えてリードを広げた。ホークスは7回に2点、8回に1点をかえしたが、追撃及ばず。この2連戦は1勝1敗で終了し、2位のホークスは自力1位の可能性が消滅した。


【戦評】


1回裏、大村の平凡な三ゴロを一塁へ山なりに送球した石井義が2回裏の守備から代えられた。このミスが失点につながったことと、昨日も失策を犯していることが交代要因になったのではないだろうか。重要な試合での1つのミスがいかに痛いか、選手時代の経験からよく分かっている監督らしい采配だった。代わりに出場したおかわり君(中村)は守備は無難にこなし、打撃では2安打3打点の活躍。今日のようなチャンスを生かして、サードレギュラー獲りに挑戦してもらいたい。


昨日と同様に、ホークスに先制点を許したものの、すぐに追いつき、今日の場合は勝ち越すことが出来た。勝ち越しの点をとった3回と5回にライオンズは3つの盗塁を決めたが、いずれも得点につながった。3回は2死無走者から福地のヒット、盗塁、片岡の中前安打で1点。5回は細川のソロで勝ち越した後、ヒットに足を絡めて2点の追加点を奪った。5回の場面は、併殺打を防ぐ意味でも二盗を成功させたのは大きかった。ホークスが4回に同点打を放った柴原が2塁止まりだった(外野からの送球が本塁へいったため、2塁走者は3塁まで行っていてもおかしくなかった)ことや、5回に田上のセンター前に落ちそうな打球に対してスタートを切っていた大村が2塁へ戻れずに併殺になったこととは対照的に、ライオンズの積極的かつ的確な判断のもとでの走塁は全ていい方向に出ていた。
昨日の日記で「片岡がいないのは痛い」と書いたのだが、久々にスタメンで出場して大活躍。勘が的中!


打撃面で最近目立っているのが細川で、今日も3打数2安打1四球と当たり、5回には勝ち越しの本塁打も放った。「まぐれ当たりや!」なんて言っていたら、マリーンズ戦は13打数8安打、ホークスとのこの2連戦は4打数2安打2打点と、逆の意味で「らしくない」数字を残している。バスター打法がようやく自分のモノになってきたのか?? それでも打率はまだ2割を超えていないわけだから、これからもあまり期待しすぎないようにしておこう (笑)


投手陣に関して。先発の西口は球のキレはまずまずだったものの、コントロールがかなり甘かったような気がした。オーロラビジョンで確認する限りでは。7回途中まで投げたが、先頭打者を出したのが7イニング中5イニング。苦しみながらも何とか4失点で切り抜けた。一発病が出なかったからこんなもので抑えられたのでは。


一時は8−2と6点リードを奪い、勝利濃厚と思ったのだが、8回にズレータにソロ本塁打を浴びて3点差まで追い上げられ、最終回に小野寺が出てきた時は正直ヒヤリとさせられた。9回は先頭打者を出したものの、大村を遊ゴロ併殺に仕留めることができ、3点差のまま逃げ切りに成功。今日は、走塁ミス、守備妨害、併殺打といろんな意味で大村のまずい打撃、走塁に助けられた気がする。


福岡での2連戦を1勝1敗で終えることが出来た。福岡へ応援に行った自分としては、「最低限の仕事(応援による成果)は出来たかな」と思っている。2連敗じゃ東京には帰れなかったかも… ホークスもだけど、ファイターズが快進撃を続けており、ホークスと0.5ゲーム、ライオンズとも2.5ゲーム差に迫ってきた。今度の週末はファイターズと所沢で2連戦を控えるが、ホークスとの今回の2連戦以上に大事になってくると思われる。POへ1位で進出するべく、調子に乗っている3位チームを叩いて、少しでも安全な位置にいられるようにしたい。昨日、涌井は3回でKOされたが、今度のファイターズ戦では同級生のダルビッシュとの投げ合いになることが濃厚。絶対に負けられない!



↑7回裏、ホークスラッキーセブンの攻撃前、ホークスファンがジェット風船を飛ばす直前の様子。自分が座っていた所の通路を挟んですぐ右横や前はみんなこんな状態。ライオンズファンは数百人程度で、残り99%はホークスファンの完全アウェー状態


【試合後】


福岡でライオンズが勝利した時は、まずスタンド内で2次会(スタメン1−9、球団応援歌、炭坑節)を軽く行った後、6番ゲートを出た所で続・2次会(下の写真)。福岡へ応援に行くのは、このゲート外での2次会をやりたくて行っているというのもあるくらい、外での2次会は楽しい。今日はレギュラーシーズンの福岡での最終戦、かつ福岡のライオンズ応援団の某会派が結成20周年ということもあり、特別に1986年の福岡での最初の試合のスタメン1−9も演奏してくれた。この当時は申し訳ないことに自分がまだライオンズのファンではなかったこともあり、応援歌がわからない選手もいた。それでも、金森(ホークス打撃コーチ)、ブコビッチ、片平さん(ライオンズ編成部)など、西武ライオンズの歴史を語る上で欠かすことの出来ない選手の名前が出てきて、時代の流れを感じた。



2次会終了後は、ヤフードーム横の九州物産店でお土産を買った後、知人の応援団員と一緒に太宰府天満宮へ。途中、天神で地下鉄から西鉄へ乗り換える時にふと外をみると、風雨ともに強かった。どうせ夕立だからやむだろうと勝手に決めつけて大宰府へ直行。風はやんだが、雨は降り続いていた。賽銭箱の前でお参りをすませてから、帰り際に梅の枝餅を頂いて、天神へと戻った。餅以外はまともな夕食をとっていなかったので、天神駅近くの一風堂というラーメン屋に入った。ラーメンはごくごく普通の博多風とんこつだったのだが、お茶が何ともいえない味。若干薬くさいにおいがしたので、おそらく中国系のお茶だったと思われる。当初ラーメン屋を2件くらい回る予定だったが、一緒にいた知人が球場でビールを飲みすぎてお腹いっぱいだったため、1件で終了。福岡での3日間で一番早く、21時過ぎにはホテルに戻った。


振り返ればあっという間の3日間だったが、ライオンズの応援に、食事はラーメン三昧と気持ちいい疲労感が残る楽しい3日間だった。水曜日から仕事に戻らなきゃいかんことを考えると憂鬱になってしまうが。