本日のライオンズ戦(ナゴヤドーム)結果


交流戦】vs.中日ドラゴンズ戦第2回戦 ライオンズ2勝0敗


中日ドラゴンズ 4−5 西武ライオンズ


勝利投手:ギッセル1勝(来日初登板初勝利!) セーブ:小野寺12S 敗戦投手:マルティネス3勝4敗


本塁打
(ラ)平尾3号3ラン(マルティネス)
(ド)福留11号2ラン(石井貴)


ギッセルは初回、2死無走者から満塁のピンチを招いたが、内野ゴロで切り抜けたから調子が上がってきた。まるで昨日の涌井のリプレイのようだった。


都合によりテレビで見ていないので分からないけれど、投球のテンポがよく、球速の割に空振り三振が多いように感じた。8回途中までで2失点というのは期待以上の好結果。ドラゴンズの打線が湿っていることを差し引いても十分合格点。来週の本拠地・所沢での登板が楽しみだ。


攻撃面では7回の3点が効いた。ナカジ(中島)の併殺打で走者がいなくなった後、カブレラが四球、ベンちゃん(和田)が中前安打でつないで、平尾の一発。平尾の本塁打ももちろん素晴らしいけれど、カブレラが自分で勝負を決めようと一発を狙うのではなく、四球を選んだことが大きかった。普通の4番打者なら振り回したくなる場面で、じっくりとボールを見て四球出塁。勝利を決める一打を打つだけではなく、時にはチャンスメーカーとなろうという姿勢が今年の高打率につながっている。来日して今年が6年目。「ようやく大人の打撃が出来るようになった」というのは語弊があるけれど、日本の野球のプレースタイルの真髄を理解しつつあるのは確かなようだ。今、野手で抜けられたら一番困る選手は間違いなくカブ様だろうな。



週末までとは全く違う試合運びでドラゴンズに連勝。セリーグの上位チームキラーぶりを発揮している。明日は古巣相手の登板となるあの投手が先発することになるだろうけど、ライオンズで1年と少々の間に成長した姿を名古屋の皆さんに見せてやって欲しい。ドラゴンズサイドに「チームに残しておけば良かった」と後悔させるような投球を!