今日は所沢のライトスタンドにて応援。2次会終わった後、喉が潰れかけてました・・・


本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果 


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第6回戦 ライオンズ3勝3敗
試合開始:13:00 試合終了:16:23 試合時間:3時間23分 観衆:38,480人


西武ライオンズ 7―5 福岡ソフトバンクホークス


   1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
Sh 0 0 1 0 0 0 0 0 4 5 9 0
 0 0 0 0 0 3 2 2 × 7 7 0


【投手リレー】(カッコ内の数字は投球イニング数を示す)
(Sh) 斉藤(6 1/3)〜水田(1 2/3)
(L) 松坂(7)〜星野(1/3)〜石井貴(2/3)〜正津(0/3)〜三井(1/3)〜小野寺(2/3)


勝利投手:松坂4勝1敗 セーブ:小野寺9S 敗戦投手:斉藤3勝2敗


本塁打
(Sh)松中6号ソロ(松坂)
(L)リーファー1号ソロ(斉藤)、和田5号2ラン(水田)


【経過】
3回表、松中のソロ本塁打でホークスが1点を先制。中盤まで投手戦が続くが、6回裏にライオンズが和田と平尾の連続2塁打で3点を奪い逆転。7回にはリーファーのソロ本塁打に相手投手の暴投で2点、8回には和田の2ランで2点を追加。9回表にライオンズ中継ぎ投手陣が乱れて、ホークスに猛烈な追い上げを許したが、2点差で何とか逃げ切った。ライオンズ先発の松坂はホークス・斉藤とのエース対決を制して、今季4勝目をあげた。


【戦評】
約3週間ぶりの球場での応援。ダイスケ(松坂)を生で見たのも昨年9月25日・ホークス戦以来。その日も今日と同様、斉藤和巳とのエース対決だった。


前回登板で右肘に違和感を訴えて緊急降板したダイスケだったが、今日の立ち上がりも肘の状態を気にするかのようにそっと滑り出した感じだった。球速は抑えめにもかかわらず、直球の多くが高めに浮いて、初回の投球をみて非常に心配になった。球数が増えるとともに徐々に低めにボールが集まるようになり、3回くらいからはワインドアップとセットポジションでの投球を繰り返しながら、まずまずの投球だった。松中にストレートをライトスタンドへ運ばれたが、配球と投球動作が中途半端だった。きちんと腕を振り切って投げていれば避けられた失点だったのでは。故障上がり、しかもホークス戦のエース対決で7回1失点は上出来だ。次回登板は交流戦ジャイアンツ戦になるが、肘の心配は必要なさそう。


打線はホークス先発・斉藤和巳の落ちる変化球に苦しめられていたが、6回に突如として制球を乱した所をうまく突くことが出来た。1死1,2塁からベンちゃん(和田)と平尾の連続2塁打による3得点はお見事。それまでチーム全体で1安打に抑えられており、ワンチャンスをモノにして逆転した。初回の満塁のチャンスで無得点に終わったホークスとは対照的だった。7回、8回にも追加点をあげて、理想的な点数の取り方だった。


攻撃面においてミスが何度かあった。1つ目は、5回裏1死1塁、打者が銀ちゃん(炭谷)の場面。カウント0−2の3球目に1塁走者のリーファーが盗塁。銀ちゃんはスイングの素振りを全く見せず、リーファーも2塁ベースの数メートル前で余裕のタッチアウト。打者か1塁走者のどちらかのサインミスだと思われる。打者と走者の組み合わせを考えてもエンドランのサインが出る可能性は低いから、リーファーのサインミスか。まだ1軍での出場経験が少ない選手なので、試合前のミーティングで再確認する必要がある。


ミスの2つ目は、7回裏2死2塁(2塁走者が石井義)の場面。捕手からの牽制球で刺された。打者のナカジ(中島)は空振りをしているし、ベースから飛び出す場面ではないはずなのに、ありえない離塁でタッチアウト。集中が一時的に切れたのかはわからないけれど、ボールに集中して、1つ1つのプレーを大事にして欲しい。


7−1とライオンズが大量リードで迎えた最終回。ベンちゃんの本塁打が出ずに4点リードのままならおそらく小野寺をイニングの頭から投入しただろうが、リードが広がったために無駄使いせずに他の投手に任せたが・・・ 正津は投球が慎重になりすぎて、ボールがことごとく打者の外角へと外れて自滅。勢いを取り戻し始めたホークス打線を三井も止めることが出来ずに、よもやのストッパー・小野寺の投入。暴投で1点を許し、2死2,3塁の一打同点のピンチにまでなったものの、最後は江川を三振にしとめ、辛うじて逃げ切れた。最後の1イニング見るだけで、俺の寿命が1年くらい縮まったかな??今週からライオンズは6連戦が7週続くため、余裕のある展開では勝ちパターン継投をせずに逃げ切りたかったのだが、思い通りにはいかなかった。最近、ホークス打線はつながりが悪く、今日も8回まで松中の本塁打による1点のみだった。9回に2本の適時打を許したが、これがホークス打線の目を覚まさせることにならなければいいが。明日の序盤の両チームの攻防が見もの。先発投手が西口と寺原ということで、荒れる展開も考えられる。


エース対決を制したのは大きい。斉藤和巳が登板したライオンズ戦をこれまで何度も生で見てきたが、記憶にある限り、俺の見た試合では1度しか勝っていない。しかも福岡のプレーオフの時。所沢でKOして勝ったのはおそらく初めてではないか。ライオンズがこれまでなかなか勝てなかった相手に対して、打線のつながりで勝てたことは今後を考えても非常に大きい。今日の勝利は1勝分以上の価値があると思う。


観衆の数を聞いてビックリ。38,480人。
野球時での収容人数は35,879人とされているので、定員を大きく上回る観客が入ったことになる。昨年から観客数を実数発表しているが、実数発表後では今日が最大の観客数だった。以前から日本シリーズでは有料入場者数を発表しているが、1983年の日本シリーズ第2戦(ジャイアンツ戦)の33,696人が最高である。もしかすると、実数では西武ライオンズ球場開場以来、最多の観衆を集めたのが今日だったのかもしれない。いつもは空席が目立つ、ホームベースに程近い内野指定席(ベンチサイドシート)も空席が殆ど見られなかった。指定席の外周通路には立見客がごった返していた。せめて土日くらいいつも今日程度のお客様に入ってもらえると、選手も気合が入って、よりいいプレーを見せてくれるような気がするのだが。
3塁側でもビクトリーフラッグを振るファンがちらほら見られたのも嬉しかったな。レフトスタンド以外は全て真っ青にできるような時代がいつか訪れることを祈ってやまない。


試合中の面白いシーンを1つ。7回裏、リーファーが来日初本塁打を放って、8回表の守備についた。ライオンズの応援席からは、打点をあげた選手に対して選手名のコールを行うことになっている。8回表が始まる前、ライトスタンドからはリーファーコールが当然のようにおきた。グラウンドにいるリーファー本人は、「自分の名前が呼ばれているような気がする」という感覚は持ったようだが、どうリアクションをとっていいかわからず。後からグラウンドに姿をあらわした片岡選手に、「(ライトスタンドに向かって)帽子をとって観客の声援に応えるんだよ」と教わり、恥ずかしそうにライトスタンドの方を向いてくれた。日本の野球の応援スタイルにはまだ鳴れていないようだが、違和感なくスタンドからのコールに応えられるよう、これから打ちまくってもらいたい。


今日のヒーローは4打点のベンちゃん。


ドームのバックスクリーン裏では、先日のWBCでの優勝記念品の数々が展示されていた。展示物を見るために長蛇の列が出来ていたため、時間を決めての見学になった。写真は一通り撮れたので満足。できればトロフィーの横に自分の身を置いて写真を撮りたかったが。


展示されていたWBC優勝記念品の数々。


松坂大輔投手が受賞した大会MVPのトロフィー。(後ろに人影が映ってます)

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