本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果 


vs.千葉ロッテマリーンズ戦第6回戦 ライオンズ4勝2敗
試合開始:13:01 試合終了:15:40 試合時間:2時間39分 観衆:20,821人


西武ライオンズ 4―6 千葉ロッテマリーンズ


    1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
 0 1 2 2 0 1 0 0 0 6 8 1
 0 0 0 0 0 0 0 4 0 4 6 0


【投手リレー】(カッコ内の数字は投球イニング数を示す)

(M) 久保(8)〜小林雅(1)
(L) 涌井(6)〜宮越(2)〜正津(1)


勝利投手:久保1勝1敗 セーブ:小林雅1勝5S 敗戦投手:涌井3勝1敗


本塁打
(M)ベニー4号ソロ、今江2号2ラン、里崎2号ソロ(涌井)


【経過】


2回、ベニーのソロ本塁打でマリーンズが先制。3回にはベニーの中前2点適時打で追加点。4回には今江の2ラン、6回には里崎のソロで6−0とリード。ライオンズは8回にようやく3連打で4点を還したものの、最終回はマリーンズの小林雅に無得点に抑えられ、今季初の連敗となった。ライオンズ先発の涌井は6回6失点と乱調だった。


【戦評】


試合の内容について語る前に… 今日の試合を担当した4人の審判の中に、


WBCで物議を醸した「ボブ・デービッドソン」以下の奴


がいた。二塁塁審を担当したKという審判。4回表、マリーンズのフランコが放った打球が詰まり気味にセンター方向へ飛んだ。センターを守るショウゴ(赤田)がダイビングキャッチを試みて、地面すれすれの位置で捕球(したようにスタンドからは見えた)。しかし、その塁審の判定はセーフ(ヒット)のジャッジ。ライオンズのベンチでVTRを見た選手達も、ラジオの実況アナウンサーも皆そろって「捕球している」とコメント。俺自身、球場で見ていたのでこれを書いている時点ではまだ映像を見ていないのだが、VTRで捕球を確認できるのなら、きちんと捕れているのだろう。スタンドから見ても捕球が確認できたのに、スタンドより近い位置で真正面から見ていた審判が見えていないというのは、明らかに「審判失格」。(動体)視力の検査でもして、芳しくない結果が出るようなら、


第二の人生考えた方がええんちゃうの。こんな低レベルの審判員に1軍の大事な試合は担当して欲しくない!!


さて試合の感想に戻ると、今日の涌井は今季一番悪かった。6回6失点という結果が如実に表してはいるけれど、特に大事な場面での制球が非常に甘かった。ベニーと今江に打たれた本塁打は明らかに失投。追い込むまでの制球、特に打者のインコースへのストレートが素晴らしかっただけにもったいなかった。3回に3連打を食らって追加点を許した後あたりから、投球時の右肩がやや下がっているように見えたのが気になった。自分の思うようにコントロール出来ていないという感覚があったのかもしれない。4回以降は、緩い変化球を置きにいくように投じていることが多かったように感じた。


攻撃面は7回までマリーンズ先発の久保に手も足も出なかった。崩せるチャンスは2度あった。初回の先頭打者のショウゴが遊ゴロ失策で出塁し、トモアキ(佐藤)が一球でバントを決めて1死2塁の場面。もう1つは久保が突如制球を乱した3回。初回はナカジ(中島)のいい打球が一塁手の正面をつき、3回はカウントを悪くしてストライクを取りにきた球をミスショット。この他にも鋭い打球ながら野手の正面をつく打球が何度もあり、ハードラックな面もあった。8回に入って、ようやく打線がお目覚め。クリーンアップの3人の初球攻撃の3連打は素晴らしかった。ベンちゃん(和田)の3塁打で4点目が入り、2死3塁の場面で打席にヨシヒト(石井義)の場面。ヒットで1点差にされるのを恐れて、敬遠して細川勝負(ベンチに捕手が残っていなかったので細川には代打を出せなかったので)と思いきや、ヨシヒトと勝負。結果は中飛。ライオンズベンチから考えれば、たとえ凡退したとしてもヨシヒト敬遠、細川勝負で来て欲しかっただろうな。そうすると、9回は粘っこいヒロユキ(郄木浩)から攻撃が始まり、出塁できれば追撃のチャンスを広げることが出来ていただろうから。それにしても、マリーンズは8回に連打で4点を失いながら久保を続投させた。昨年なら、ヨシヒトの所でサウスポーの藤田をぶつけるという策をとったとおもわれるが、やはり昨年、そしてWBCによる疲労で本調子ではなく、自信を持ってマウンドに後れる状態にはないのか。


7回まではライオンズの攻撃で沸く場面がなく、最高につまらない試合だったが、守備で素晴らしいプレーがいくつか飛び出した。7回、塀内のセカンドを越えそうな当たりをヒロユキがジャンピングキャッチ。8回には右中間を抜けそうな当たりをトモアキが全力疾走で軽くジャンピングキャッチし、ヒロユキが一二塁間を抜けそうなゴロをさばいた。プロが見せるべき「球際の強さ」を堪能させてもらった。これらのファインプレーの中に、上で書いた4回のショウゴの幻のダイビングキャッチが加わっていれば…スポーツ魂の「光るプレー」に間違いなくノミネートされていたはず。


今季初の連敗になってしまった。最近は打線が低調になってきているが、8回の畳み掛けるような攻撃は見事だった。投手陣も、昨日は中継ぎが崩れ、今日は先発投手が崩れた。1年間通してチームがいい状態であり続けるということはあり得ない。守備面、攻撃面いずれかが悪くなった時にどのように立て直すかがライオンズの直近の課題ではないだろうか。調子の悪い時期を上手く乗り切れれば、秋には昨年よりも上位にいることは間違いないと確信している。

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最後に今日撮ってきた写真をいくつか紹介。



今日も開門直後に、外野席入り口付近で営業担当の郄木大成さんがお出迎え。今日は気温がやや低く、上はライオンズカラーのジャンパー姿。ファンのサインにも応じていた。こういう時に限って、サイン用のマジック持っていっていないんだよなぁ。大成さんにサインもらえば、昨年までの慶應大学出身トリオ(大成さん、トモアキ、長田)の全員のサインが揃ったのに…



球団事務所横の『西武ライオンズのあゆみ』のコーナーもやや模様替え。2004年の日本一ペナントと並んで、今年の開幕カードで始球式をされた、荒川静香さんと岡崎朋美さんが着用したユニフォームと同じものが飾られていた。荒川さんの着たユニは、背番号が赤(ピンク)だったような気が。