本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果 ライオンズ4勝1敗


西武ライオンズ 5−14 千葉ロッテマリーンズ


勝利投手:薮田2勝1敗 敗戦投手:三井1勝1敗


本塁打
(マ)大松1号満塁(西口)
(ラ)中島3号ソロ、カブレラ3号2ラン(加藤)、江藤1号2ラン(内)=プロ入り通算350本塁打


7番・DHでスタメン出場した江藤が、第3打席でマリーンズの内から2ラン本塁打を放った。これがプロ入り通算350号の区切りの本塁打で、しかも36歳の誕生日を祝うアーチとなった。昨年1本も本塁打を打てず、ジャイアンツにFA移籍した豊田に代わる人的補償選手として今季からライオンズに移籍。移籍後初本塁打がバースデーに飛び出し、しかも350号。ファンとしては1日も早く記録を達成することを期待していたけれど、誕生日に打てて良かったのでは。江藤にとっても「記憶に残る本塁打となっただろう。1年でも長く、今度は400本塁打を目指して頑張ってもらいたい。史上19人目の350本塁打、おめでとうございます!!


ライオンズがナカジ(中島)とカブレラ本塁打で3点を先制したものの、7回に大松に満塁本塁打を打たれて逆転を許した。3−4と1点ビハインド、1塁に走者を置いた状態で江藤が2ランを放ち、再逆転。残り2イニング無失点に抑えられれば、今日のお立ち台は間違いなく「350本塁打を放った江藤智だったはず。しかし、8回表、先頭の福浦の遊ゴロをナカジが悪送球。その後、三井が崩れてマリーンズに逆転を許し、その後は完全にマリーンズペース。ナカジの失策がなくても三井は打たれていたかもしれないけれど、先頭打者を塁に出すか出さないかは投手にとって非常に大きな違い。しかもヒットではなく、味方のミスによるものだから尚更だ。最近、ライオンズの守備にミスが多くなってきているけれど、今季初めてミスが大量失点に絡む結果になった。特に今日は特別な試合だったのだから、失策を犯した選手は猛省してもらいたい。明日は球場へ応援に行くけど、同じようなミスを繰り返したら、


ライトスタンドから容赦なく野次らせてもらうよ!


最終回に登板した田崎は10日ぶりの登板ということもあったが、明らかに調子が悪かった。下で一度調整しなおした方がいいのかな。2軍ではルーキーの松永が好投をしているようなので、シーズン序盤の今の時期に1度上に上げてみるのはいかがだろうか。上で厳しいようなら2軍に落とせばよいし、通用すれば投手陣に厚みが増す。田崎と同じ右投手という観点では大沼でもいいのかも。敗戦処理で使うのであれば。


ルーキーの銀ちゃん(炭谷)は、投手がこれだけ打たれるという経験はプロに入って初めてなのではないだろうか。相手が畳み掛けるような攻撃を仕掛けてきた時に、どのようにして相手打線の勢いを止めるか。今日はなかなか止めることが出来なかったが、投手がどうにもならない状況に陥った時の対処法について、今日の試合を通じて頭で考えてみることは、今後の捕手としての野球人生に大きく役立つと思う。今日、大量失点したからといって、明日スタメン捕手から外すようなことは監督にはしてもらいたくない。


明日は開幕から土付かずの涌井が先発。普通に投げられれば大丈夫だろう。投球イニング数が登板を重ねるごとに伸びてきているので、明日は完投か、あるいはそれに近いイニングを放ってもらいたい。