本日のライオンズ戦(スカイマークスタジアム)結果 ライオンズ1勝2敗


オリックスバファローズ 6×−5 西武ライオンズ (延長12回)


勝利投手:菊地原1勝 敗戦投手:星野1敗


本塁打
(バ)谷1号ソロ、中村紀1号ソロ(グラマン)


連勝が8でストップしてしまった。連勝が止まるとしたら、今日のようなパターンか、あるいは先発投手に完璧なほどに抑えられるかどちらかであろうとは思っていたが。


先発のグラマンは今日で3試合目の先発だったが、7回2失点と期待通りの仕事をしてくれたのではないだろうか。90〜100球に到達した時に大きな壁がある(急に崩れ出す)ようだけど、球数少なく打たせてとる投球をしてくれるから、このくらいの球数でも十分に中盤から終盤まで投げ切れることが出来る。今後も100球をメドに全力投球をすれば、中継ぎの調子次第で白星を多く稼げそうだ。


2点リードで、今季無失点の小野寺が登板。いきなり2連続四死球で嫌な予感はしたけれど、代打・後藤の適時打により、四死球で出塁した2人を本塁に迎え入れて同点にされてしまった。これまでは無駄な四死球がなく、安定した投球をみせていた。四死球を出すと失点のリスクが大きくなるということを小野寺は今日の投球から体感したはず。1年間、1度も救援失敗のないストッパーなんていない。まして小野寺はストッパー1年目なのだから、時には失敗があって当然。今後は、調子が悪い(球のキレがない、制球がきかない)時に、いかに少ない球数で修正出来るかが、ストッパーとして輝かしい成績が残せるかどうかにつながってくる。今日の失敗は「絶対的守護神になるために通らなくてはいけない関門」 だと思って、また次回登板から頑張って欲しい。


1点をリードした延長12回に登板した星野も同様に四死球から崩れた。星野は、左打者の内角を突ける球種がないから、左対左でも研究されると苦しいか。好調の三井を続投の手もあったが、明日から4連戦続くことと、2回で32球を投じていたことから交代はやむを得なかっただろう。現在の中継ぎでは、左の三井、右のタカシさん(石井貴)が最も安定感があるかな。


9回に2死満塁で追加点をとれる絶好の場面があったが、カブレラの一塁フライでチャンスを逸し、その裏に同点に追いつかれた。1点でも取れていたら違う展開になっていたかもと考えると悔しい。8連勝はしてきたけれど、その間もカブレラの調子はそれほど良くなかった。打線が低調傾向になりつつある現状では、やはり主砲が決められないと今後厳しくなるであろう。


明日のオリックス予告先発は、吉井でもルーキーの平野佳でもなく、何と元ライオンズキラーの前川である。数年前に非常に苦しめられたけれども、当時のメンバーは現在ではあまり残っていない。今年は初対戦の投手をうまく攻略できているので、ライオンズの若手が対戦経験の少ない前川相手にもうまく対峙出来るのでは期待している。「前川アレルギー」を持っていないことは大きい。