プレーオフ第1ステージ第2戦】
今日はマリンスタジアム、レフトスタンド・ポール際の上段付近で応援。
攻撃時にはきちんと立って応援しているファンが多かったので、声も出しやすかったです。
リードの方の声が聴きとりづらい場所だったのは残念でしたが。
試合前半のメインリードはS氏。N氏はメインリードからややレフトポールに近い位置でサブリードをやられていました。このお2方のリードは特にノリやすくて楽しいです(^^)

試合開始:14:00 試合終了:16:52 試合時間:2時間52分 観衆:28,996人

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
L 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 4 0
M 1 0 0 0 0 2 0 0 × 3 9 0

【投手リレー】(カッコ内の数字は投球イニング数を示す)
(L) 西口(5 2/3)〜星野(1/3)〜山岸(1)〜森(1)
(M) 小林宏(7 2/3)〜藤田(1/3)〜小林雅(1)

勝利投手:小林宏1勝 セーブ:小林雅2S 敗戦投手:西口1敗

本塁打
(L)中村1号ソロ(小林宏)

【経過】
初回、小坂の3塁打と堀の犠飛で1点を先制。6回にはベニーと今江の適時打で2点を追加。ライオンズは8回に中村のライトへの本塁打で1点を返すのみ。昨日に続いてマリーンズが連勝し、プレーオフ第2ステージ(福岡)への進出を決めた。

【戦評】
昨日に続いて、点数的には惜敗、けれども内容的には完敗だった。
両チームにとって、今季を象徴する試合だったのではないだろうか。マリーンズは初回、3塁打と犠飛であっさり1点先制。2回から5回まではチャンスがなかったが、6回に二ゴロ併殺崩れの後の3連打で2点追加。「少ないチャンスを確実にモノにする」というレギュラーシーズンと同様の野球が出来ていた。一方のライオンズは、逆にチャンスを作っても点にならなかった。今回のプレーオフでは2試合で2得点。しかも本塁打2本によるもの。得点が本塁打頼りというのはいい加減卒業しないと。チャンスの場面で打席に立つ時は、「ここで打てばヒーローになれるかも」くらいの楽な気持ちでいけばいいと思うのだけど。
この2試合、ライオンズの打撃は選手全員が振りが鈍く、ボール球の見極めが全然出来ていなかった。そんな中でも当たりのいい打球はかなりあったのだが、マリーンズの高い守備力の前に屈してしまった。特に三遊間の守備。守備範囲は広いし、球際にも強い。昨日の遊撃・西岡、今日の小坂と今江のコンビにはこれぞプロという守備を見せつけられた。一方でライオンズは・・・ 正面に飛んできた打球も簡単に処理できない・・・ 秋、そして来春のキャンプでは守備練習に少しでも多くの時間を割いてもらいたい。マリーンズの選手と比べて運動能力が劣っているわけではないと思うから、練習すれば絶対出来るはず。体で覚えるまで徹底的に反復練習して欲しい。
昨年とは違って、プレーオフの第1ステージはあっさりと終了してしまった。今回のライオンズの結果は、現在のマリーンズとの実力差を如実に表していると思う。課題は山積みだけど、この2試合で内野の守備力の欠如がマリーンズと比べてはっきりと表れた。打てることも確かに魅力だけど、それ以上に守りで人を呼べるのはもっと魅力。辛いかもしれないけど、守備練習にも嫌がらずに取り組んでもらいたい。
試合後、バレンタイン監督のインタビューの後、伊東監督との握手。「あぁ終わってしまったんだなぁ、実力を発揮する前に。」と思い、悔し涙が止まらなかった。その後、ライオンズの選手達がレフトスタンド前まで挨拶に来てくれた。多くの選手が挨拶をした後に、守護神・豊田投手が1人で帽子を取り、深々とお辞儀をしていたのを見て、感激してウルッときた。登板機会があるような展開に持っていければ理想だったんだけどなぁ。FAで某金満球団になんか行かずに、来年もライオンズにおってや。水○橋の球場でプレーするようになったら潰されるで。

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マリーンズが凄かったのは選手たちのプレーだけではない。ファンの熱狂度の高さは有名だったけれど、今日行ってみて実感できた。マリンでの応援は昨年の7月以来だったが、いつの間にファンがこんなに増えたのかと驚かされた。昨年までは熱狂的なファンはライトスタンドに固まっていたのだけど、今年からはレフトの一部にも広がり、POでは内野自由席(2階席)のほぼ全体(3塁側含めて)、さらには内野指定席(1階席)の一部にも広がっていた。スタメン発表の時には白いボードを掲げ、攻撃時には飛んだり跳ねたりを球場全体の8割方やっており、異様な光景だった。


これまでパリーグの応援で一番相手に与えるプレッシャーが大きいのは福岡のホークスだと思っていたが、今回のマリーンズはホークスを上回る凄さだったと感じた。球場のキャパの関係で劣ってはしまうが、甲子園の応援をやや小規模にしたものという印象だった。選手の実力(特に守備力)に加えて、ファンがこれだけ熱い応援を福岡でもしてくれれば、31年ぶりのリーグ優勝、日本一の確率もけっこう高いのではないかな。主力に故障者がいないのも強み。

千葉マリンでの観戦試合でまた勝つことが出来なかった。2002年からこれで4年連続でマリンまで応援に行ったことになったが、観戦成績は6試合で1勝5敗。1勝は2003年5月11日にダイスケ(松坂)が1安打完封して勝ったもの。それ以外は全敗。昨年も7点差をひっくり返されてサヨナラ負けした。ライオンズも、そして自分にとっても千葉は相性が悪く、まさに鬼門。同じ相手チームのファンが球場の大半を占める福岡での観戦成績は非常によい。不思議である。