本日のライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)結果

【交流試合】vs.阪神タイガース戦第4回戦 ライオンズ1勝3敗

西武ライオンズ 0−4 阪神タイガース
勝利投手:井川5勝3敗 敗戦投手:松坂4勝8敗
本塁打:なし

完敗だった。しかし点を取るチャンスが全くなかったかといえば、そうではなかった。2回無死1,2塁で後続が遊ゴロ併殺と三振。5回先頭打者が2塁打の後、送って1死3塁としたが、二ゴロと三振。6回、井川が限界に近づいたイニング。1死満塁で三振と遊ゴロ。点差もそれほどなかったので、どこかのイニングで適時打なり犠飛なりで点が取れていれば、がらっと試合の流れは変わったはず。しかしチャンスを作っても点につなげられないのが、ライオンズの調子が上がらない現状だし、口にしたくはないがこんな程度の力なのか。
5回、1死3塁の場面でヒロユキ(高木浩)内野ゴロの時に3塁走者が突っ込まなかったのは、回が押し迫っていなかったからとのこと。終盤で点差が詰まっていれば憤死覚悟で突っ込ませたかもしれない。
ダイスケ(松坂)の登板日は、打線が決まって低調である。相手チームの先発投手との兼ね合いもあるかもしれないのだが、他に要因があるような気がしてならない。前に新聞だか雑誌だかで読んだ記憶があるのだが、「ダイスケが投げる試合は雰囲気が重苦しい」という内容が書かれていた気がする。確かに、何だかいつも「1点もやってはいけない」投球をしている気がしないでもない。そういう点で対照的な投球をするのが西口。5/13のジャイアンツ戦で9回2死でNo−Noを逃した時に見せた表情もそうだったけど、いつもひょうひょうと投げている。完璧に抑えようとするのではなく、この位までなら点とられてもしゃあないと割り切って投げているのが、逆に野手をリラックスさせて、打撃面でもいい方向に出ているのではないかと思う。実際、西口の登板する試合では打線が活発なことが多く、防御率もダイスケに比べるとかなり悪いのに、既に8勝。試合は投手が守るだけでなく、野手がある程度打って点を取らないと勝てないわけで、緊張感は持たせつつ、重苦しくない試合の雰囲気を作り出すのも投手の役割の1つなのかなぁと考えさせられた。
試合後の監督のコメント。「今日の(井川の)直球を打てる技術を持った選手はウチにはいません」 正直言ってがっかりしたよ。昨年なぜ日本一になれたの? 若くて経験の少ない選手が多くて、攻略に苦しむ投手(ファイターズの江尻など)もいたけど、最終的には打ち崩すことで頂点に立てた。こんな否定的なコメントを聞いたら、「もう今年は無理なのかな」っていう気持ちに(自分も含めた)ファンもなってしまうよ。確かに今日の相手先発投手は調子が上がらないとはいいつつもチームのエース投手。でもそういった一線級の投手を打てない限り上位にはいけないし、いい投手を打ち崩して勝つために、キャンプから今まで練習を積んできたのではないのか。秋にチームとしてどんな結果が待っているのか、今は想像も出来ないけれども、今年の秋季キャンプ、そして来年の春季キャンプはみんな死ぬ気で練習せなあかんようになるかもね、現状のままだと。