今日の日経朝刊一面に、西武グループ資産売却の記事が。
検討されている売却施設の中に、ライオンズのキャンプ中の宿泊地になっている日南海岸南郷プリンスホテルも含まれていた。営業損益は2005年3月時点で4600万円の赤字。赤字額は横プリ等に比べると遥かに少ない。万が一売却ということになれば、ライオンズはキャンプ地・南郷から撤退せざるを得ないのか。大浴場をホテル内に新たに設けたばかりにもかかわらず。西武グループにとってはやむを得ないのであろうが、大きな痛手を被るのは南郷町と地元住民ではないだろうか。春季、秋季と各およそ１ヶ月ずつ、年間で２か月近くキャンプがこの南郷町で行われるのであるが、この期間の観光収入は年間の観光収入のどの位を占めているのだろう。町の年間予算の数割をつぎこんで、球場など施設改修を大々的に行ったにも関わらず、球団の親会社がぽしゃったからはいさようならでは、それまでの地元の努力が報われないよ。
新装オープンした南郷スタジアムには昨年の２月にキャンプ見学で行ったのだが、場内の風が強いという点以外は非常に良い球場だったと思う。将来的にはここでオープン戦を最低でも１試合はやって欲しいと思うのだが。隣接する室内練習場にも入ったが、素晴らしい施設だった。
経営改革委員会の最終報告に一部公表予定の「売却・撤退対象の施設について」には、今後も注目していきたい。
