3番手の高橋朋が大田に勝ち越し2ランを浴び、レギュラシーズン最終戦は黒星



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第25回戦 ライオンズ17勝8敗


試合開始:18:00 試合終了:21:08 試合時間:3時間08分 観衆:27,379人


ライオンズ 6―8 ファイターズ 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)吉田(5 1/3)〜公文(1 2/3)〜鍵谷(1)〜増井(1)
(L)ウルフ(3 1/3)〜平井(1 2/3)〜高橋朋(2/3)〜野田(1 1/3)〜シュリッター(1)〜増田(1)


勝利投手:吉田2勝2敗  セーブ:増井6勝1敗26S  敗戦投手:高橋朋1敗


本塁打 
(F)大田15号2ラン(高橋朋)
(L)森2号ソロ、中村27号ソロ、山川23号ソロ(吉田)


前日のイーグルスの引き分けにより2位が確定。14日からのCSに向けて真剣勝負でお試しが出来るのは今日だけ。シーズン開幕を控えたオープン戦最終戦を戦うような気分、その一方で、勝つことにより今シーズンの勝利数を大台の「80」に乗せたいという願望もあり、試合前は複雑な心境でした。


先発はCSでの先発投手枠を争うウルフが先発。8月6日を最後に勝利から遠ざかっており、以降5度の先発登板があったものの、5回を投げきったのはわずかに2回だけと、シーズン序盤の好投が全く見られていない状況。レギュラーシーズン最後の登板で好投を見せ、ウルフ自身としても2桁勝利に到達させた上で、CSでの先発枠を獲得という流れにして欲しかったのですが・・・。


ここ最近の登板ずっとそうなのですが、ツーシームの制球が定まらず、完全なボールゾーンへ外れる球ばかりで、打者が手を出してゴロを打ってくれるコースになかなか行かないシーンが目立ちました。そして、うまく制球出来たボールは狙い打たれて失点につながるという悪循環。ファイターズの打線は、特に下位打線は鎌ケ谷でのイースタンリーグ公式戦を思わせるようなメンバーだったのですが、それでも今シーズン初安打に、プロ初安打(打点付き)を許す展開で、とてもとてもCSで投げさせられるような投球ではなかったです。CSファーストステージを勝ち抜くのに3試合かかった場合でも、中5日で回せば、ファイナルステージの5戦目までは何とか回せるので、チャンスはないでしょうね、きっと。


打線はファイターズの得点に乗せられたかのように、序盤は得点を重ねました。1回裏、外崎が右中間を破る2塁打、続く源田も同じコースへの3塁打と続いて3球で先制。2回裏には先頭の森友哉、そしておかわり(中村)が連続本塁打を放ち、2回終了時点で4−5。序盤から毎イニングのように点が入り続ける試合は久々に見た気がします。


ウルフが4回にピンチを残して降板後、2番手の平井が4回は併殺打、5回は三者凡退に抑えていずれもゼロで切り抜ける間に、ライオンズは6−6の同点に追いつきました。中盤で同点ないしは僅差の展開になった時のいいシミュレーションが出来る、CSに向けては理想的な展開になりました。


6回表には、復帰3試合目の登板となる高橋朋が登板したのですが、今日は球がバラつき、ストレートがなかなか低めに決まりませんでした。この日、前の3打席で2安打を放っていた大田にはセンターバックスクリーンへ2ランを放り込まれ、復帰後初被弾となってしまいました。まあ、CSに向けては非常に貴重な戦力が復帰してくれたと思っているので、今日の失投についてはしっかり見直した上で、本番(CS)に臨んでもらえれば。


8回、9回は勝ちパターンのセットアッパー(シュリッター)と抑え(増田)が出てきました。増田は先頭の杉谷に粘られて球数は増えましたが心配はいらないかなと。一方、シュリッターはゼロには抑えたのですが、2死からの連続四球に、最後の3アウト目となった横尾のセンターライナーもしっかりとらえられていて、打球方向が少しでもずれていれば・・・ということで、不安を残したまま登板を終えました。僅差リードで投げさせるのはまだまだ不安ですね。今日は2点ビハインドでしたから。


終盤のライオンズ打線もチャンスメイクは出来たのですが、8回はアグー(山川)の併殺でチャンスが潰れ、9回は2死から作ったチャンスだったので得点にまでは至らず。6−8でレギュラーシーズン最終戦を終えました。


相手投手が誰であれ、6点取れたことはプラスに考えるべきだと思います。点がなかなか取れずに終わるのとは全然違いますから。


試合後はレギュラーシーズンホーム最終戦恒例のイベントへ。イベントを平穏に迎えられるのは久々だったなあ・・・。


まずは選手会長・炭谷選手からの挨拶。


続いて監督からの挨拶。


挨拶終了後は、スタンドへのサインボールの投げ込み。あるツイートで見たのですが、とある選手の投げたボールに、自身のサインだけでなくこんなことが書いてあったとか。


「今までありがとう」 


昨年、今年の起用を見る限り、そろそろかなとは思っていたのですが、本人の口から発せられる言葉ではなく、こうした形で伝えられると寂しい気がするなあ。ライオンズからは選手の来季契約については、10/5時点では全く情報が出ていないですが、おそらく本人には通知が行っているのでしょう。


この選手以外にも、ブログに「悔いのないようなプレーを」なんて書いている選手もいましたし。ボールで思いを伝えた選手は、引退報告とかそういった関係のセレモニーもないようなので、他球団での現役続行希望なのかなと推測します。チーム状況が昨年までとうって変わって好転した一方、チームに別れを告げなくてはいけない選手が出るのは辛いですね。致し方ないことではあるのですが。


さて、14日からは久々、4年ぶりに出場できるクライマックスシリーズ


まずは、Road To Fukuoka!


ファイナルステージへ進出することだけを考えて戦って欲しいです。


8月以降のイーグルスとの対戦成績が11勝1敗1分けという事実は一旦リセット。10/2、3の2連戦はリードを許す場面も多々あり、終盤に同点、逆転のピンチを迎えた場面ありでしたが、辛うじて1勝1敗という結果でした。ファーストステージはもっと胃がキリキリするような展開になるでしょう。


先のことを考えるのは良くないと思いつつ、今年のレギュラーシーズンを「79勝」で終えたのは何かの縁なのかなと思っています。


・ファーストステージ勝ち抜きに「2勝」必要
・ファイナルステージ勝ち抜きに「4勝」必要
日本シリーズ制覇に「4勝」必要


すなわち、日本一に上り詰めるにはあと「10勝」 が必要です。これにレギュラーシーズンの「79勝」を足すと・・・ 足し合わせた数字が何を意味するのか・・・。


凍えるように寒い季節まで、メットライフドームのレフトスタンドから応援し、12球団の頂点に上り詰めることが、急逝後ずっとベンチに掲げてられてきたあのユニフォームの背番号を生前背負い、選手達を指導されてきたコーチの最高の供養になると思っていますし、今年は何が何でも成し遂げなければならないと思っています。



勝ち上がるぞ、ライオンズ!!!