4か月ぶりに1軍先発登板の高橋光成が6回2失点で今季3勝目!



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.オリックスバファローズ戦第25回戦 ライオンズ11勝14敗


試合開始:14:00 試合終了:17:24 試合時間:3時間24分 観衆:26,261人


ライオンズ 8―5 オリックス 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Bs)松葉(3 1/3)〜金田(0/3)〜小林(2 2/3)〜比嘉(1)〜澤田(1)
(L)高橋光成(6)〜武隈(1)〜野田(2/3)〜平井(1/3)〜中塚(2/3)〜増田(1/3)


勝利投手:高橋光成3勝4敗  セーブ:増田1勝5敗28S  敗戦投手:松葉3勝12敗


本塁打
(L)山川20号ソロ(松葉)、浅村19号ソロ(小林)


オリックスの先発は、最近はライオンズ打線が打ち崩してはいるものの、かつては苦手意識のあった松葉。一方のライオンズは1軍での先発が約4か月ぶりの高橋光成。昨日のようになかなか点が取れない展開だと厳しいと思っていましたが…


オリックスのスタメンを眺めると、レフト・T−岡田は普段通りも、センター・ロメロ、ライト・吉田正という、守備度外視のフォーメーション。右中間を抜ければかなりの高確率で3塁打になりそうなメンバーなので、点の取り合いになるかなと試合前から予想してました。


初回と2回は三者凡退で終わったものの、3回裏は2つの四球を絡めて無死満塁のチャンスを作り、クリ(栗山)の併殺打の間に同点。これだけで終わると中盤以降も嫌な流れになったと思いますが、源田の2塁打できっちり逆転。この2点目が中盤以降の猛攻につながったと思います。


4回裏はアグー(山川)の今季20号となるソロ本塁打に始まり、下位打線の3連続適時打で一気に突き放しました。まあ、オリックスの外野守備がアレだったので、間を簡単に抜けること抜けること。センターを駿太が守っていたら、もしかすると1つくらいはとられていたかもしれません。(試合通しての長打全てを対象にすると)


援護点をもらって、先発の光成は楽に投げられたでしょうね。初回、味方のエラー絡みで1点を失いましたが、ヒットを打たれての失点ではなかったですし、その後も制球を大きく乱すことなく、6回2失点の投球。ストレートだけでなく、140キロ前後のフォークが良く、空振りをかなり取れていました。抹消期間中、投球フォーム等いろいろと一から見直したようですが、今日の投球を見る限りでは成果として出ているのでしょうかね。


5回と7回に追加点を奪い、完全なライオンズペース。8回に1点を還されて8−3と5点リード。8回裏にさらに追加点を奪えれば、9回表にあの投手を投げさせるかなと予想したのですが、8回裏からブルペンで投球練習を開始し、9回表は5点リードの状況でマウンドへ。「あの投手」とは今年のドラフト2位投手(背番号22 中塚駿太、白鴎大出身)のことです。


安達とT−岡田がともに初球打ちしてくれて、遊ゴロとレフトフライに打ち取って、2球で2死。あっさり終わるのかと思ったのですが、その後は全くストライクが入らず。


2003年、今は千葉の方で監督をやっている人のライオンズでの引退試合の時に、当時ルーキーだった小野寺力投手が2番手で登板してほとんどストライクが入らずに降板・・・となったシーンを思い浮かべてしまいました。中塚は、身長の高さを生かした上から投げ下ろすタイプで、球速もかなりある投手なので、制球力をそこそこ身につけてくれれば使える投手になる気がします。まずは今年の秋のキャンプから磨くことが必要ですな。


中塚の制球がもうどうにもならない状況だったので、最後の1死は増田にヘルプを仰ぐことに。マレーロに適時打を浴びたものの、8−5の3点リードの状態で試合終了。余計な出費になった気はしますが、その対価としてセーブがつきました。


苦手にしているオリックス相手の2連戦。オリックスを得意にしている野上と、久々の先発登板になった光成がともにしっかりと試合を組み立てる投球をしてくれたおかげで連勝できました。一方のイーグルスは、昨日は東浜を攻略し、今日はホークスの中継ぎ投手を攻略と意地を見せたようですが、結果的に1勝1敗で、ゲーム差が3に広がりました。


来週はライオンズは、木曜に福岡でホークス戦、土日に札幌でファイターズ戦と、レギュラーシーズン最後のビジター3試合です。一方のイーグルスは、明日も福岡でホークス戦、木曜と金曜は札幌でファイターズ戦、土曜からは当日移動で仙台に戻ってマリーンズ戦。月曜と金曜はライオンズの試合がない日にイーグルスの試合があるということで、この2日間の星勘定がどうなるか・・・? まずは明日、千賀に頑張ってもらいたいですね。


今日も昨日に続いてお立ち台は3人でした。


1人目は、4回の適時3塁打を含む2安打を放った外崎選手。


2人目は昨日に続いての登場となる山川選手。区切りとなるシーズン20号本塁打を放ちました。


そして最後は6回2失点で久々の勝利投手となった高橋光成投手。