2020関東大学ラグビー対抗戦A 慶應義塾大学vs.筑波大学@秩父宮ラグビー場

 

昨年11月30日以来のラグビー観戦。

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コロナ禍の中、今日が関東大学ラグビー対抗戦Aの開幕戦です。

 

 

秩父宮ラグビー場の正門を入るとこんな感じになっていました。

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手前のテントのところで手指消毒と検温を実施。検温で問題なければラグビー場の敷地内へ。西スタンドに入る場合は、テント通過後、奥の階段を上ったところで入場券確認を受けてから入場します。

 

スタンドの外周通路から入口の様子を見るとこんな感じ。

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スタンドは観客5,000人を上限に制限がかかっていたようです。自分が入った西スタンドは、左右は1人ずつ間隔を空けて着席、前後の列とは配席が互い違いになるようになっていました。いわゆるメットライフドームと全く同じです。

 

自分の席はセンターライン付近のブロックだったのですが、前の2列は関係者席になっていました。ヘッドコーチは昨年までと同様、最上段に着席されていたようです。

 

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こういう状況なので、選手入場から試合開始までも昨年までとは異なっていました。

選手入場は通常は両チームが並んで入場するのですが、1チームずつの入場でした。今日は筑波が先に入場、慶應が後から入場でした。

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両チームの選手が入場後の校歌も流さず、その代わりというか、選手入場の時のBGMが大学選手権での入場時に使われるものでした。12月中旬の試合?、なのに服装は半袖?という不思議な感覚を覚えました。

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さて試合の内容ですが・・・

 

前半開始直後、左サイドからチャンスを作り、FWの攻めでフェーズをつないで、7番の山本が先制トライ。その後もバックスのサイドを突く攻めが何度かあったのですが、パスミスなどがあってトライにまではつなげられず。前半15分に筑波に最初のトライが生まれるまではいい流れだったように思います。

 

筑波にトライを許して逆転された後は自陣で耐える時間が続きましたが、何とかPGでの3点だけで耐えて、前半は5-10で終了。

 

後半開始直後、自陣10mライン付近からの筑波のラインアウトから、中央付近でのオフロードパスで15番の植村にランで突破されて、5ー15と突き放されました。スコアを離された後、敵陣深く攻め込む時間が続き、トライのチャンスがあったのですが、ゴール前でのペナルティでトライを奪えず。得意のFWを使って粘り強く攻めてはいたのですが、最後の詰めのところでミスが出ました。

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後半開始直後なので10点ビハインドでも慌てる点差ではなかったのですが、これ以上離されると厳しい展開になるのと、試合終盤に向けてフィットネスが落ちてくるであろう相手に対してプレッシャーをかけるべく、留学生2人を一気に投入。

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特に20番のマプスアは突破力のあるFWなので、インパクトプレーヤーとして相手にはダメージを与えたと思うのですが、個の能力が高い分、周りのプレーヤーのサポートが少しでも遅れることでノットリリースのペナルティが何度か出て、チャンスを潰すシーンも見られました。

 

ようやく後半18分に今日2トライ目を奪って5点差に詰め寄ったのですが、直後に後半直後と同様、今度は自陣右サイドを植村に個人技で突破されて、すぐに12-24と突き放されました。なかなか慶應の思い通りの展開にはなりませんでした。

 

12点差に離された後、リスタートのキックがノータッチでラインを割ったり、ハイパントでのキックがダイレクトタッチになるなど、基本的なキックミスが目立ちました。失点に直結はしませんでしたが、攻撃のリズムを崩したことは間違いないと思います。

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12点差を追いかけるまま時間が過ぎ、残り7分のところで自陣10m付近のペナルティで筑波にPGのチャンスを与え、きっちりと決められて15点差になったところで勝負ありでした。

 

ロスタイムに入り、自陣ゴール前でのディフェンスの場面でマプスアが負傷。自宅に戻って改めて映像を確認したのですが、タックルに入った後、左膝が曲がった状態で筑波の選手に上から乗っかられるような感じで、左足首をやってしまったように見えました。かなりの体重がかかっていたと思われるので、非常に心配です。軽症であることを祈りたいですが、すぐには戻れないような状況に見えました。

 

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今日の80分間の慶應の試合を見た印象は、個々のフィットネスについては、後半動きが急に悪くなるような選手はおらず、リザーブの選手を全員使って思ったよりうまく対応できていたように思いました。一方、基本的なパス回しであったり、80分間での試合の戦い方(戦術)には大きな課題があるように感じました。FWが非常に頑張ってくれていたので、もっとFWを生かして攻める戦い方を使えば、相手をもっと早い時間で疲労させることができたし、スコアも出来たのではないかと思います。

今日の筑波は、後半20分を過ぎたあたりから足をつる選手が続出していて、体力的にかなり厳しかったように見えました。競ったスコアで終盤まで進められれば、試合展開はわからなかったと思います。

 

コロナ禍の中、対外試合がなかなかできず、相手チームの仕上がりがわからないという例年とは全く異なる状況だったので、今日の敗戦は致し方ないところもあると思います。今日、対抗戦Aの8チーム全てが試合を行っているので、そのデータをチェックして、次戦以降、勝利するための戦略を練り直して臨んで欲しいと思います。

 

秩父宮のピッチ。見た目は非常にきれいなのですが、芝が全然根付いていないようでした。スクラムを1回組むだけで芝がめくれ上がって、土が露出していました。

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慶應が負けてしまったので、2試合目の早稲田と青学の試合は見ずに、ラグビー場を後にしました。2試合目のビジョンの表示、誤記がありますね(笑)

試合開始直前の表示では正しい表記に修正されていたようですが・・・

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