祝・北海道日本ハムファイターズ日本一!!

決戦が終了して2日経ちましたが、


北海道日本ハムファイターズの関係者ならびに


ファンの皆様、


44年ぶりの日本一、おめでとうございます!


マスコミ各所では、今季限りで引退する「新庄剛志」一色の報道がされていましたが、第5戦の最終打席以降の涙に象徴されるように、今シリーズはまさにそうだった気がします。レギュラーシーズンからプレーオフでは、ライオンズやホークスが引き立て役に回りましたが、日本シリーズではドラゴンズまでもがあっさりとその役を担ってしまいました。


4勝1敗で名古屋に再度戻ることなく終わってしまった今回のシリーズ。勝負を分けたのは、第2戦でのドラゴンズのバントミスでしょう。舞台を札幌に移しての第3戦では、バントで送ると思われた場面で強攻して失敗するシーンが目立ちました。打線をつなげていかなければいけない場面での併殺打も多かったです。投手陣はそれなりに頑張っていたので、打線がつながりさえすれば、シーズン中と同じ戦いが出来たとは思いますが。一方のファイターズは、シーズン中同様の野球ができ、シーズン後半以降にみられた勢いも保つことが出来ていたと思います。シリーズの経験よりも、勢いや気持ちのもっていき方(リラックスして大舞台に臨む)が勝ったというところでしょうか。


札幌でのファイターズファンの熱気もすさまじいものがありました。ファイターズ攻撃前のファン全員でのボードの掲示(一面の赤、そして北の大地を示す黄土色への変化)や、稲葉選手の打席での全員立ち上がってのジャンプ(「稲葉シェイク」と称される)など、球場のファイターズファンが全員一体となっていることを強く感じました。本拠地でのプレーオフでさえ1塁側しかホームチームのファンで埋めることが出来ず、ビジターチームのファンにウェーブをされるという屈辱を味わうことになったライオンズとは全く違いました。正直、羨ましかったです。自分と気持ちを共感しながら試合を観ることができるファンが球場の大半を占める球場で応援できるなんて。
ここ数年でパリーグチームの地元密着度が急速に高まっています。本拠地を地元ファンで8割、9割埋めることが出来るのはパの6チーム中4チームあると思います。北から、今年日本一のファイターズ、球団設立2年目ながら確実にファンを増やしつつあるイーグルス、昨年日本一のマリーンズ、そして福岡だけでなく九州全体からファンを獲得しているホークス。残念ながら、我がライオンズはこれらのチームの仲間入りは出来ていません。某掲示板では、来年は試合限定で内野席での立っての応援を試みてみようという動きが一部のライオンズファンの間から出てきています。ファンの自発的な行動はもちろん、球団側が球場のビジョンを使って応援方法を指示するなどの運動も必要でしょう。現状を考えると、攻撃前には毎イニング、ファン全員でビクトリーフラッグを振るように心がけることあたりから始めるといいのではないでしょうか。


話は日本シリーズに戻って。新庄ばかり取り上げられていましたが、個人的には第4戦の試合後のヒーローインタビューで、金村投手がインタビュアーからマイクをもらってファンに謝罪していたシーンが非常に印象的でした。シリーズ前、鍵を握る投手として彼の名前をあげました。本来の出来からは程遠いながら、全球腕を振り切って投げて5回無失点。自分の発言によりチームにかけた迷惑をプレーで取り返そうという投球、そして試合後の謙虚な謝罪。これらのシーンに、来季からの本格的な復活を予感させるような気がしました。ライオンズファンとしてはあって欲しくないことなんですけど。


11月9日からはファイターズが日本代表として出場するアジアシリーズが開幕。自分が熱烈に応援するライオンズが出られないのは残念ではありますが、昨年同様に日本のチームを応援します。東京ドームで1度くらいは観たいですね。「稲葉シェイク」での球場の揺れも体験してみたいです。ファンが大勢ドームへ足を運んでいる試合で。それにしても、野球中継において、地震以外であんなに映像カメラが揺れるのを見たのは今回が初めてやったな。最大で震度3くらいの(札幌ドームの)揺れだったそうですよ。ホンマビックリや。