13年ぶりに出場の明治神宮野球大会



13年ぶりに母校(大学)が明治神宮野球大会に出場、すなわち秋の6大学リーグ戦を制したということで行ってきました。そんなに出ていなかったかなという感じなのですが、この間に春に何度か優勝して全国大学野球選手権に出ていたからですかね。


今日は第1試合と第2試合が高校の部、第3試合と第4試合が大学の部。第1試合に大阪桐蔭、第2試合に明徳義塾という名門校が出場したせいか、非常に混んでいました。第2試合の開始直後くらいに行ったのですが、3塁側内野席はほぼ一杯(1塁側に回って眺めたら外野寄りの上段の中側に所々空いている席がある程度)だったので、第3試合の開始までは時間があるし、一旦外に出て昼飯。


今年久々にライオンズが頑張ってくれてCSにも出場したおかげで、まだこの秋〜冬シーズンは現地でのラグビー観戦をしていません。ということで、この店も今秋初めてだなあということで、秩父宮ラグビー場近くの「札幌や」へ。濃厚白味噌ラーメンと小ライス。


食後に神宮へ戻り、第2試合終了までは3塁側内野の一番外野寄りのスタンドへの入口付近にいて、終了と同時に上段で席を確保。高校の部は学生席が一番外野寄りにあり、もしかして大学の部も・・・と思ったのですが、普段のリーグ戦と同様にベンチ上付近にリード台が設けられ、ガチ応援したい人は周辺に集まる形式。のんびり見たかったので、ふとネット裏の方を眺めると、2階席に空席がありそうということで、そちらに向かい、場所を確保。




プロ野球でも「初モノ」に弱いチームがありますが、普段対戦経験の少ないというか全くないチームと対戦すると、得てして予想外の展開になってしまうことがあります。まさに今日はそんな感じになってしまいました。


両チームともなかなかヒットすら出ない展開で、中盤までは、3回に三ゴロの間にあげて1点のみで、ロースコアの展開でした。慶應は2回と4回に併殺打でチャンスを潰しましたし。


すご〜く1点が重い展開が続き、7回裏に1死から連続ヒットが出たのですが、期待の岩見(イーグルスがドラ2指名)が浅いライトフライに倒れ、続く清水も一ゴロでまた無得点。チャンスでクリーンアップに回って点が取れず、嫌な展開に。


すると8回表、先頭打者を遊ゴロ失策で出塁させると、ボークとヒットで1死1、3塁とチャンスが広がり、そこからライト前ヒット、ライトオーバー3塁打、ライト前ヒットと適時打3連打で一挙4失点。2点目を取られたら相当厳しいと思っていたら、0−5に。監督もそれが重々分かっていたのか、追加点を少しずつ重ねられても投手をどんどんつぎ込むことはしませんでした。


このままあっさり完封されて終わると何のために神宮まで来たのかということになっていたのですが、9回裏2死2塁から岩見がファウルを打ち続けて11球粘り、最後は詰まりながらもレフト前へ運び、適時打に。チームの中で唯一、来年からは職業として野球をやることになる人間の意地を見せてくれました。反撃はそれだけで終わりました。




慶應の野球は高校の試合は毎年夏の甲子園の予選を見に行っているのですが、大学の試合はホントに久しぶり。週末に神宮という好立地の球場でやっていることもあるでしょうが、3塁側の応援席はびっしりでした。(今大会では外野は開放していません) 上の写真は試合終了後しばらくして、エール交換中に撮影。


今日一番盛り上がったのは、やはり岩見の打席。中でも7回と9回のチャンスの打席でした。プロに行くとかなり穴の大きい打者に見られるとは思いますが、ネクストにいる時、打席に立っている時の後ろ姿を見ると、大学のチームの中では一人だけ違った風格を感じました。


今日の試合の細かい経過は、こちら(東京六大学のホームページ)に掲載されています。ちなみに、環太平洋大学の3番手で又吉という投手が登板していますが、ドラゴンズにいる又吉克樹投手の実の弟です。背番号も克樹投手が大学時代に付けていたのと同じ21でした。


帰り、JR千駄ヶ谷駅まで歩きましたが、新国立競技場の建設地の脇を通ります。千駄ヶ谷から歩くのは昨年冬の秩父宮でのラグビー観戦の時以来ですが、スタジアムの骨格がぼんやりと見えてきました。いろいろと問題がニュースで報じられてはいますが、工事は進んでいるようです。