序盤の4点ビハインドを9回に追いつくも、延長10回に勝ち越しを許し、カード負け越し

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果

 

vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第6回戦 ライオンズ3勝3敗

 

試合開始:14:01 試合終了:18:57 試合時間:4時間56分 観衆:22,176人

 

●ライオンズ 6-7 イーグルス 【延長10回】

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(E)荘司(5)~安樂(1)~西口(1/3)~伊藤茉(2/3)~宮森(1)~松井裕(1)~酒居(1)
(L)與座(2 0/3)~大曲(1)~青山(2)~ティノコ(1)~森脇(1)~佐藤隼(1)~平井(2)

 

勝利投手:松井裕1勝4S  セーブ:酒居1S  敗戦投手:平井1敗

 

本塁打
(E)小郷1号3ラン、鈴木大2号2ラン(與座)
(L)中村7号ソロ(荘司)

 

今日は今季初登板となる與座が先発。昨年は自身初の2桁勝利、今季は開幕からイースタンで結果を残して、万を持しての登板でした。被弾だけは気をつけてもらえればと思ったのですが、2回に小郷にうまく拾われてライトスタンドへ3ランを打ち込まれて先制点を許すと、さらに走者をためて、小深田にスクイズを決められて4失点目。このスクイズの時に一塁手のマキノンが間に合わない本塁に送球し、とるべきアウトをとれず、打者走者を1塁に残し、更にピンチを広げたのですが、何とか5点目以降は許さず。


2回にかなりの球数を投げ、その裏に味方が2点を返したので、3回からは継投でも良かったと思うのですが、3回も続投。2回と同じく岡島から始まる打順で、岡島にヒットを許した後、鈴木大地に昨日に続いて本塁打を打たれ、味方が2点を取ってくれた後に2点を追加されるという展開に。味方の援護点の後をあっさり抑えると流れがくるのですが。


3回途中から継投に入ったのですが、3回の大曲がややもたついたものの、9回まで登板した中継ぎ陣が追加点を許さない投球を見せてくれました。4回から登板したルーキーの青山はプロ初のイニング跨ぎでしたが、2イニング目の方が良かった気がします。


打線は追撃のチャンスが何度もあり、満塁で呉念庭に回るシーンが3回と5回の二度あったのですが、いずれも三振で得点につなげられず。しかし、7回に三度回ってきたチャンスでは第1打席同様に打点をあげました。これで2点差、9回に松井裕樹とのマッチアップを控えることを考えると、更なる追い上げをしておきたかったですが、2点ビハインドのまま。8回は宮森相手にあっさり三凡で終わり、2点ビハインドのまま9回へ。


9回裏は先頭の外崎が凡退後、おかわりさん(中村)が今日4本目となるヒットで出塁すると、続くマキノンの三ゴロの際に併殺でゲームセットかと思いきや5→4の送球が逸れて、1、3塁に走者が残り、呉念庭の打席での暴投で3塁走者生還&1塁走者が2塁に進塁。呉念庭は三振で2死になりましたが、続く児玉の代打・クリ(栗山)がセンター前ヒットを放ち、土壇場で同点に。打者走者のクリも本塁への送球間にしっかり2塁まで進塁。代打でも結果がなかなか出ない状態でしたが、ようやく結果が出ました。シーズンの中での活躍が求められる時期は必ずくるので、今日の一本をきっかけに本来の状態を取り戻していってもらえれば。


9回で代走を送りまくったこともあり、勝つのなら9回で決めておくべきでした。延長10回に平井が西川に右中間を破る2塁打を打たれて勝ち越しを許し、そのまま終了。平井さん、2イニング目に向けてどれだけ心の準備が出来ていたのか。まあクリの起死回生の一打で追いついて延長に入ったのですから、仕方ないですね。


昨日の守備で負傷交代して抹消されたペイトンに代わって西川が登録され、早速2番センターでスタメンでした。好守の面でまずは貢献してくれました。そして問題の打撃。昨年から続いている59打席連続無安打の記録ですが、今日の第1打席での三振により60打席連続となり、プロ野球のワースト記録を更新。第2打席、第3打席と凡退が続いた後、7回の先頭打者として迎えた第4打席。イーグルスの3番手・西口を相手に二遊間を抜けるゴロでのセンター前ヒットとなり、連続無安打は62でストップ。これで吹っ切れたのか、延長10回に回ってきた第6打席ではレフト前にクリーンヒットを放ち、今日だけでマルチ安打。花咲徳栄高校の先輩の愛斗と同様、守備範囲が広い選手なので、打撃の面でそれなりに結果が残せれば、スタメンでの出場が増えそうな気がします。


今日の試合は2回の表裏が非常に長かったことに始まり、両チームともチャンスを迎える場面が非常に多く、9回終了時点で18:20を回っていました。試合開始から4時間20分以上経過してからの延長戦はキツかったですね。結果的に延長10回に勝ち越しを許して敗戦になりましたが、延長でサヨナラ勝ちをしていたとしても試合後は疲労困憊だったでしょうね。ライオンズにとって野手総動員の試合での敗戦にはなりましたが、イーグルス先発のドラ1ルーキーの荘司にプロ初勝利を献上せずに済んだことと、イーグルスに対して今年のライオンズには簡単に勝てないんだという意識を植え付けたことが収穫だったかなと思います。


デーゲームで試合後すぐに球場を出ましたが、既に19時を回っていました。普通考えられない時間帯です。GWはカレンダー通りの出勤なので、明日は普通にお仕事。13時開始ならよかったのにと思ってしまいました…。