先発・松本が7回無失点の好投も、勝ちパターン継投で逃げ切れず引き分け

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本日のライオンズ戦(メットライフドーム)の結果

 

vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第10回戦 ライオンズ3勝6敗1分

 

試合開始:18:00 試合終了:21:13 試合時間:3時間13分 観衆:4,677人

 

ライオンズ 3-3 イーグルス 【延長10回規定により引き分け】 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)

(E)塩見(6)~酒居(1)~シャギワ(1)~ブセニッツ(1)~牧田(1)
(L)松本(7)~ギャレット(1)~増田(1)~平良(1)

 

本塁打
(E)辰己6号ソロ(ギャレット)
(L)メヒア6号2ラン(塩見)

 

先々週の福岡での5試合(6連戦の1試合が中止)で1勝4敗、先週の札幌での6連戦で1勝5敗。一気に借金が増えるどん底のチーム状態で、先週末の時点では今日の試合の現地参戦をやめようかとまで思っていました。先月末に1塁側内野B指定のチケットを先々行抽選で確保していて、捨てるのももったいないと思ったのと、食べたい弁当があった(後述)ため、弁当を第一目的に行くことにしました。昨日の打ち合いの試合で連敗は7で止まりましたが、連敗が止まったからチーム状態が急に好転することは全く期待しておらず、選手タオルは1枚も持って行きませんでした。唯一持って行ったのがメヒアのゲーフラ用の幕。今週の連戦で4戦4発。スタメン出場した上で1塁も守らせてもらって、アピールの大チャンスをもらっていたので、今日も結果を出してくれるだろうという思いからです。

 

先発が松本投手。彼に限ったことではないですが、初回をいかに切り抜けるかがポイントです。今シーズン、彼だけではなく初回から失点を重ねて、試合を見るモチベーションを序盤から減退してしまったことがありましたから。打線の反撃能力も昨年までと比べて大きく劣るので。


今日は、相手が早打ちしてくれたおかげもあり、初回はわずか8球で三者凡退という想定外の立ち上がりでした。今年は初回に失点しても2回以降立ち直るパターンも多かったので、初回をあっさり抑えられたことで今日は期待していいのかなと思いました。


2回以降、四球で出塁させるケースこそありましたが、ヒットは4回の浅村の1本のみ。今日の投球を見ていると、走者がいない状況での投球テンポが非常に良かったように感じました。あと、4シームをきっちり思うように投げ切れたときはアウトカウントを稼げていたと思います。制球が定まらない等の理由で変化球に頼ってしまうようではダメですね。


結局、7回まで無失点投球。ライオンズの先発投手陣でこんな結果を出せる投手なんかいたっけというくらい、久々に先発投手が好投してくれました。最近では5回はおろか、3回くらいでKO降板してしまう先発投手もゴロゴロ出ましたからね。先発投手がこれだけの結果を出してくれたからこそ勝ちたかったんですけどね。

 

攻撃では、イーグルス先発の塩見相手に苦労するかなと思っていましたが、初回にアグー(山川)の2塁打とメヒアのこの連戦5発目となる2ランで3点を先制。序盤からライオンズにいい流れをもたらしてくれました。


初回に3点を奪って、先発の松本が好投していたために安心してしまったのか、2回以降は得点が奪えないイニングが続きました。4回の2死満塁のチャンスでは、金子が右飛に終わって得点できず。7回には先頭のスパンジー(スパンジェンバーグ)がヒットで出塁後、木村がバントで送れなかったことで、続く金子のヒットを得点につなげられず。せめてこの2イニングのどちらかで追加点を奪えていれば、楽に勝てる展開になっていたはずですが・・・。

 

先発投手が7回まで投げきってくれたので、あとはギャレット→増田の継投で終わりだと思ったのですが、8回に登板したギャレットは、辰己に153キロストレートを左中間スタンドに持って行かれて失点。さらにチャンスを作られて、茂木の適時打でもう1点を奪われ、3-2の1点差に。ここで間をとった後、浅村とロメロから連続三振を奪い、同点のピンチは脱出。9回は島内から始まる打順とはいえ、下位に回っていくので、増田がきっちり締めてくれるだろうと思いきや、先頭の島内の一塁右横へのヒット性のライナーをこの回の守備から入った呉が捕球できず。バントで送られるも、続く渡邉佳を一ゴロに打ち取って2死。しかし、前の回に続いて辰己に今度はセンター前に運ばれて同点に。9回裏、ライオンズは走者を2塁まで進めるもサヨナラ勝ちならずで、延長10回へ。

 

延長10回、誰を登板させるのかと思っていましたが、どうしても負けるわけにはいかないとベンチは考えたのか、今日で3連投になる勝ちパターン投手陣の平良をマウンドへ。ランナーを3塁まで進められ、先月の仙台での試合で満塁弾を食らった内田が代打で出てきましたが、変化球でカウントを稼いで、最後はストレート連発で三振に。これで何とか負けはなくなりました。8回にギャレットがピンチを迎えたところで、ブルペンで相当力を入れて準備をしていたので、延長に入ったときに平良が登板することは想定されましたが、宮川とか他の投手を投入する選択肢はなかったんでしょうか。3連投したので、明日はベンチ入りメンバーから外して、休ませてください。

 

延長10回、1番打者からの打順でしたが、高木に代わって守備から熊代が入っていたので、代打にクリ(栗山)さん登場。しかし、この回から登板した牧田の緩急自在の投球の術中にはまり三振。後続も出塁できずにそのまま試合終了。勝てるはずの試合を勝ちパターンリレーで追いつかれて、限りなく負けに近い引き分けに終わりました。

 

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前日の試合で連敗が止まり、今日も投手陣がしっかり抑えて連勝となれば流れが変わるきっかけになったかもしれませんが、そんなに簡単に事は運びませんね。今の位置をうろうろする戦いがしばらくは続きそうです。来週はパ・リーグの裏頂上決戦(6連戦)ですからね。

 

今日は約1か月ぶりの現地観戦でした。前回と場所が違ったからということもあるかもしれませんが、先月に比べて、レフト外野指定(椅子席)からの声がだいぶ大きく聞こえました。先月は援団のリードの声しか聞こえなかったのですが、昨年まで芝エリアにいた常連が陣取って、着席での応援ながらしっかりと声を出していたということなのでしょうか。試合中に近くまで行ったわけではないので、あくまでも推測ですが。

 

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今日の夕食は、7月16日に達成した通算300二塁打の記念ポストカード入りの串カツ弁当。今回のイーグルスとの6連戦だけなので、食べました。当のおかわりさんは、何と試合前に体調不良を訴えて、ベンチ入りから外れました。病院に行ったところ、熱中症だったとのこと。欠けたら非常に困る選手なので、気をつけてください。