今シーズン対抗戦2度目の観戦。秩父宮は昨年の大学選手権準々決勝のあの敗戦の時以来です。
6日前の日体大戦で想定外の敗退を喫していて、昨年度と比べると戦力ダウンが顕著だということは明白だったので、正直あまり期待はしていなかったのですが…
試合開始3分に慶應のペナルティで、ゴール正面で明治にPGのチャンスがあったのですが、外して先制ならず。一方、前半8分に同じようなチャンスを今度は慶應がもらい、PGを確実に決めて3点を先制。
良かったのはここまででした。前半、慶應は風下を選択したわけですが、マイボールになっても明治のプレッシャーがきついので、ボールを回せずにハイパントを上げて、簡単に相手にボールを渡してしまうことの繰り返し。相手のプレッシャーがあったとしても、ボールを回された方が明治にとっては嫌だったと思うのですが。
パワーで明治に劣る慶應は接点でのボールキープが思うように出来ませんでした。マイボールスクラムは速い球出しで何とかキープできたものの、相手ボールの際にはコラプシングの反則の連発でした。
マイボールキープがままならない中、明治側にボールを保持されると、FWの圧力というよりかは、バックスの個人技に翻弄されての失点が目立ちました。
最終的には、先制点となるPGの3点以外は得点できず、ノートライで終了。
昨年までのように、攻撃で手詰まりになった時に個人技で打開する手がないことが、攻撃の幅、トライまで持っていくためのバリエーションを狭めてしまっていると思います。ハイパントだけでは… バックスの後方に深く蹴り込むとか、相手に簡単に取らせないことも考えないと。
今日の敗戦で、大学選手権出場の可能性は限りなくゼロに近くなりました。個の能力は簡単に上がるものではないですが、あとは試合の勝敗はともかく、現地に足を運んでいるファンを納得させるようなプレーを残り2試合で見せてもらいたい。今日見ていた限りだと、チーム全体が沈んでいるというか、覇気が感じられませんでした。カラ元気でもいいから、盛り上げ役が必要ですね。
夕方、別件で予定があるので、第2試合の前半まで見る予定でしたが、慶應の試合があまりにも不甲斐なかったので、第1試合終了にて秩父宮を後にしました。一旦自宅に戻って、荷物を置いてから、夕方の目的地へ(パレードではありません)。