わずか2安打であっさりと完封され、負けが許されない状況に

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本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果

 

クライマックスシリーズ・パ ファイナルステージ】


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第3回戦 ライオンズ1勝3敗(アドバンテージ1勝を含む)

 

試合開始:18:01 試合終了:21:35 試合時間:3時間34分 観衆:29,828人

 

ライオンズ 0-7 ホークス 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)千賀(8)~髙橋純(1)
(L)十亀(4)~松本航(3)~ヒース(1/3)~小川(2/3)~平井(1)

 

勝利投手:千賀1勝  敗戦投手:十亀1敗

 

本塁打
(Sh)牧原1号2ラン(十亀)

 

覇気が感じられず、失点だけを重ねてしまう悪循環に陥っております。失点にはつながらなかったもののイージーなミスが出たり、普通に追えばキャッチできるであろうフライをグラブの先に当てて長打にしてしまったり。普段通りのプレーが出来ないシーンが見受けられますが、全てはベンチの采配に原因があると思っています。

 

 
今日の試合に関して言えば、まずは初回の攻撃。調子の上がらない秋山がヒットで出た後に、源田に犠打。レギュラーシーズンでこんなことしてなかったでしょう。バントをさせずに、無死1塁であれば、引っ張らせて、自らはアウトになっても走者を進めるような打撃をさせてましたね。1点を先制されていて、かつ自軍の投手陣に弱点があることを考えれば、1点取られて1点取り返して追いつけばいいわけではないんですよ。勝ちに行くなら、大量点、5点でも6点でも取れるだけ取りに行く野球をしないと勝てない。レギュラーシーズンはそんなイケイケ野球(言い方は悪いけど)でしたよね。なぜ長所を殺すような作戦をとる?


次に先発投手の起用について。昨日の試合で先発の今井を引っ張りすぎたせいで、中盤以降自軍の打線が目覚めて追い上げたのに、最後まで追いつくことができず。先発投手にどこで見切りをつけるべきか、引っ張りすぎたらアカんということを昨日の試合で学んだと思っていたのですが、どうも首脳陣の脳内には響いていなかったようで。


今日に関して言えば、十亀は2回で終わりですよ。2回裏にはブルペンで2人の投手が準備していて(うち1人が2番手で投げた松本航)、3回から代えるのかと思いきや、2回裏攻撃途中で投球練習をやめてしまうという…。もうこれ以上失点すると取り返しのつかないことになるという時点で、投手交代すべきです。4回まで続投させて、その4回には牧原に2ランを浴びて、致命的な失点になりました。松本航が結果的に抑えたから言うわけではありませんが、3回から登板させて中盤まで何とか頑張ってもらって、あとは中継ぎでごまかしごまかしやっていけば何とか試合にはなったと思います。相手のホークスもそうだし、セのCSに出ているチームもそうですが、他のチームはレギュラーシーズンと比べても投手への見切りは早くつけるのに、ウチはレギュラーシーズンと全く一緒。こんなことやっているから、序盤から失点をどんどん重ねて、試合中盤には大方試合が決まっているような展開になるんです。


3回裏1死1塁での源田の二ゴロのシーンで、4→6の送球と1塁走者の2塁到達のタイミングが微妙だったのですが、ベンチからはリクエストせず。以前、パの某監督が「リクエストは試合の流れを変えるためにするものでもある」と発言して物議を醸したこともありますが、今日こそそれを理由に使っても良かったんですよ。相手投手のリズムを少しでも乱すために。正攻法ばかりではダメですよ。ずる賢さ、したたかさも必要だけど、そんなものは微塵も感じられない今のベンチの采配。


5回から松本航が登板し、ランナーを結構出しながらも3イニング無失点。内容はともかく、結果は良かったと思います。こういう投球を見せられると、もっと早くつぎ込んでおけばよかったのにとつくづく思います。


8回からはヒースが登板。前日と同様に1イニングいかせるのかと思いきや、1死から甲斐にヒットを打たれると、左の牧原を迎えるところで左の小川にスイッチ。0-5で負けているところで左対左にこだわって交代させるとか、全く意味がわかりません。完全なる投手の無駄遣い。このイニング、失点はしませんでしたが、ヒースの出来がそんなに悪かったようには思えませんでした。(というか、9回に最後に投げた人の方がボールが全然きていなかった…)


9回は9回で、デスパイネを迎えるところで平井にスイッチ。初戦で使った時にあの状態だったので、この場面で使ったのかもしれませんが、抑えられるわけないですよね。平井をマウンドに送った後に、大量ビハインドにも関わらず、ブルペンは佐野と國場の2人に準備をさせるという異常な状況。普通に考えればあり得ません。ベンチ(監督、投手コーチ)の脳内の思考がどうなっているのか、私には全く理解できませんでした。


0-7で迎えた9回裏。2死無走者でアグー(山川)を迎えた打席。いつもの打席なら「ホームランの打ち損ないがヒット」ですが、この時の場面は、明後日以降の試合につなげるために、まずは出塁することが大事。ヒットならば、その延長上にホームランがあるんです。それなのに「ホームラン系」コールの連発。これにもついて行けませんでした。選手名のところだけコールして、あとはひたすら「塁に出ろ」と叫び続けていました。

 

采配批判をいろいろと書かせてもらいましたが、正直、今の監督では長いペナントレースを制することは出来ても、短期決戦向けに頭(考え方)の切り替えが出来ない人なので、永遠に日本一はおろか、日本シリーズにも行けないと思います。これは今回のCSで初めて感じたわけではなく、昨年のCSの時からずっと思っていることです。

 

第4戦、試合開始は1時間遅らせて14時開始の予定になっています。自分はライトの芝指定で参戦予定ですが、電車の運行状況によっては、試合開始までに現地にたどり着けない可能性もそれなりにあるのではないかと思っています。


先発予定の本田圭佑が今シーズン一番の投球をしてくれればですけど、厳しいだろうなあと思います。1日空いたところで流れが変わるような簡単なものではないと思うので。


本田圭佑にはもちろんCSでの初先発の舞台で120%の実力を発揮してほしいとは思っていますけど。