延長11回相手の失策でサヨナラ勝ちし、優勝へのマジック9が今季初点灯!

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本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果

 

vs.千葉ロッテマリーンズ戦第23回戦 ライオンズ15勝7敗1分

 

試合開始:13:00 試合終了:17:30 試合時間:4時間30分 観衆:30,038人

 

ライオンズ 6×-5 マリーンズ 【延長11回】

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(M)種市(6)~岩下(1)~東妻(1/3)~中村稔(0/3)~田中(2/3)~東條(1)~益田(1)~大谷(2/3)
(L)榎田(6 2/3)~伊藤(1 1/3)~平井(1)~佐野(1)~平良(1)

 

勝利投手:平良2勝1敗1S  敗戦投手:大谷1敗

 

本塁打
(M)清田10号ソロ(榎田)

 

2回表、先頭の清田にレフトへ先制のソロを食らい、続くマーティンにはライト線への2塁打。この2人への榎田の投球を見て、今日は早々に中継ぎを投入しなきゃダメだなと思いました。2回に2点目以降を取られていればそんな展開になったのかもしれませんが、2回は清田のソロの1点だけで済み、3回以降はランナーを出しながらも徐々に立ち直っていったような感じでした。


一方、ライオンズ打線はマリーンズ先発の種市に対し、球数はそれなりに投げさせられたのですが、打線がつながらず、4回まで無得点。5回1死から源田のライト前ヒットをきっかけに、森友哉、おかわりさん(中村)にも続けてライト前ヒットが生まれて、同点に。一気に逆転をと思いましたが、5番打者が2打席目以降ブレーキでしたね。この打撃内容であれば、契約最終年の外国人選手の方が期待できる気がしますが。


同点のまま7回表へ。田村に3塁打を打たれた後、レアードを三邪飛に打ち取って2死までこぎつけたのは良かったのですが、三木に死球を与え、荻野貴には四球を与えて満塁に。左対左ということで榎田続投を選択したのですが、鈴木に右中間を破る走者一掃の2塁打を打たれて、1-4に。榎田は田村に3塁打を打たれたところで既にアップアップだったように見えました。


榎田は昨年、マリーンズから多くの白星を稼いだお得意様で、今年はなかなか調子が上がらず、今日も3点のリードを許してマウンドを下りたのですが、不思議と黒星がつかないんですよね。


マリーンズは先発の種市が6回終了時点で112球を投げていたということで、7回から継投に。7回から2番手で登板した岩下、8回から3番手で登板した東妻が先頭打者に思うようにストライクが入らないのを見て、チャンスはあるかなと思いました。7回はおかわりさんがチャンスを広げる2塁打を放って1死2、3塁とし、クリ(栗山)が犠飛を放って2点差。8回は代打・メヒアの起用もあり、下位打線でチャンスを作り、秋山がヒットでつないで、源田のライト前ヒットで同点、森友哉のライト線への2塁打で逆転となりました。源田のライト前ヒットの際、2塁走者・熊代の本塁生還を指示した黒田コーチと、ホームベース上へヘッドスライディングをした熊代にはあっぱれですね。外野からの返球は完全にアウトのタイミングでしたが、スピードを緩めず直線的にスライディングしたせいで、タッチが追いタッチになりました。


1点リードで9回表を迎え、本来はストッパーの増田が登板のはずなのですが、今日はお休みの日ということで、ストッパーの代役を平井が務めました。昨日も9回表に追いつかれましたが、今日もこのまま簡単には終わらないだろうなと思っていました。案の定、先頭の代打・角中に四球を出し、角中の代走・岡に二盗を決められ、荻野貴にライト前に緩く転がる適時打を打たれて同点に。その後、2死1、3塁のピンチを招きましたが、何とか同点止まりで9回裏へ。


9回裏は1死からアグー(山川)のレフト前ヒットに、木村が粘って四球でつないで、1死1、2塁。続く途中出場の熊代が二塁手の後方にポテンと落とすヒットで1死満塁。ここで上位に回るので、延長には持ち込ませずここで決めてもらいたかったのですが。まあ1番打者の得点圏打率が非常に低いので、2死から源田に期待しましたが、決められず延長戦へ。


延長10回表には1塁走者の田村が牽制死するミスがあり、その裏はクリーンアップだったのでサヨナラをと思ったのですが、マリーンズのストッパーの益田相手に三者凡退に封じられ、11回へ。

 

11回表、1死から荻野貴にライト前ヒットを打たれ、続く鈴木にはレフト前にヒットを打たれたのですが、1塁走者を3塁で刺してピンチを脱出。終盤に代打、代走を出しまくったせいで、延長に入ってからレフトは外崎になっていたんですよね。レフトに転がるゴロを捕球後、正確な送球を3塁ベース上へ。さすが今シーズンは内野をやることが多い選手だけあって、こういう送球がきちんと出来るんですよね。東京五輪代表入りに向けて久々に守備でアピールできましたかね。ユーティリティープレーヤーであることを。


11回裏は下位打線だったので、正直12回裏が勝負かなと思っていました。2死無走者で木村が打席。大飛球ではあったのですが、左中間への普通の外野フライ。しかし、捕球時にレフトの加藤とセンターの荻野貴が交錯して、捕球しようとした加藤が落球。そのボールがフェンス際を転々とする間に、打者の木村がベースを1周してサヨナラ勝ち。フライを捕球しようとした時点で、木村は2塁ベースに近いところまで行っていたように見えたので、落球してボールが転がった瞬間に勝ちを確信しました。これが右中間に飛んでいれば、マリーンズファンの目の前で、捕球時の野手の連係もきちんと取れて、普通に捕球して12回突入だったと思いますが。飛んだ方向が良かったですね。


いろいろなことがあった4時間半でしたが、最後は思わぬ形でサヨナラ勝ちになりました。昨日の最後もそうでしたが、今日も落球で勝利を手に出来るなんて、ライオンズは相当にツキがあると思います。もちろん一番高いところを目指しているわけですが、頂に到達するにはこういったツキ、幸運もなくして辿り着くことは出来ないと思います。


ホークスが逆転負けしたおかげで、ライオンズに優勝へのマジックナンバー9が今季初めて点灯しました。残り9試合でM9、いわゆる全勝マジックです。仮に明日ウチが負けて、ホークスが勝ってしまえば、ホークス側についてしまう状況です。あまり考えたくないですし、そうなりたくないですが。

 

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残り試合、今日の試合前までと同様、目の前の試合に勝つことだけを考えて戦ってほしいです。今日も本当は平良とか休ませたかったと思いますが、使わざるを得ない状況になりました。選手達は皆多かれ少なかれ疲れや痛い箇所があると思います。しんどいとは思いますが、最後のゴールテープが見えるくらいの残り試合数になってきているので、最後の一踏ん張りをして欲しいと思います。スタンドから戦うことが出来ない一般のファンとして、このくらいの言葉しかかけることが出来ませんが。

 

お立ち台に誰を立たせるか、広報担当は非常に悩んだと思いますが、最後にベース一周した木村が立ちました。打球に野手が触れていなければ、ランニング本塁打だったのですが…

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