6点ビハインドを追いつき一時勝ち越すも、延長12回に満塁弾を打たれ、同一カード3連敗




本日のライオンズ戦の結果(福岡ヤフオクドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第18回戦 ライオンズ8勝10敗


試合開始:13:00 試合終了:17:48 試合時間:4時間48分 観衆:38,530人


ホークス 12×―8 ライオンズ


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)郭俊麟(6)〜野田(1)〜平井(1)〜ヒース(1)〜マーティン(1 1/3)〜小川(2/3)〜齊藤大(1/3)〜増田(0/3)
(Sh)大竹(6 1/3)〜加治屋(0/3)〜嘉弥真(1/3)〜石川(1/3)〜スアレス(1)〜森(1)〜五十嵐(1)〜中田(2)


勝利投手:中田5勝3敗  敗戦投手:齊藤大1勝2敗


本塁打
(L)源田2号ソロ(大竹)
(Sh)柳田29号2ラン、今宮8号満塁(郭俊麟)、グラシアル4号満塁(増田)


昨年は故障で1試合も登板がなかった郭俊麟が先発。イースタンでは好投したようで、実は昨夜屋台で飲んで帰った後、ホテルでその時の全投球を映像で見てから球場へ。ストレートを投じた後の1塁側への体の倒れ方を見ると、普通に投げられるようにはなっていることが確認できました。ただ先週と今週では相手のレベルが全く違うので、どうなるかなと思っていました。


初回は牧原、今宮からアウトを取ったのですが、グラシアルの打球が三塁前へのボテボテの内野安打となり出塁を許すと、柳田にはカウント1−0からのストレートをレフトに持っていかれて2点を献上。さらに2回には、3つの四死球で満塁にした後、今宮にはカウント3−1からストライクを取りに行った球をレフトスタンドに持っていかれ、0−6。ライオンズ打線が初回と2回、外崎の2塁打以外は完璧に抑えられていたので、この時点で3連敗を覚悟しました。


しかし、郭俊麟が3回から本来の投球を取り戻し、6回まで内野安打2本に抑える好投でホークスに追加点を許さず、この好投がライオンズに流れを呼び込むことになりました。


ヤフオクドームの外野スタンドの前にテラス席が設置されてから、ライオンズはあまりこの恩恵を受けていないような気がするのですが、4回に源田のテラス席へのソロでまずは1点。


6回には1死から秋山がもう少しでテラスへの本塁打になったのではないかという2塁打で出塁し、源田が内野ゴロで走者を3塁に進め、浅村の左中間への2塁打で2点目。このまま少しずつでも点差を詰めていけば、酷使されているホークスの中継ぎ陣を引きずり出すことができ、面白い展開になるだろうと期待をしていました。


そして7回にビッグイニングが。先頭の外崎が右中間への2塁打で出塁、おかわり(中村)が四球で無死1、2塁。メヒアは左飛に倒れましたが、岡田の代打・森友哉がレフト前に落とす適時打で3点目。ここでホークスは先頭の大竹をあきらめて、加治屋にスイッチ。金子侑が四球で満塁のチャンスを作ると、ホークスベンチお得意の継投ラッシュが始まり、左の嘉弥真にスイッチ。秋山はフルカウントから空振り三振に倒れましたが、次の源田もフルカウントまで粘って押し出し四球をゲットして4点目。右打者が続く打順でスアレス投入かと思いきや、石川を投入。浅村がセンター前への2点適時打を放って同点。得点圏に逆転の走者がいたのですが、4番のアグー(山川)が倒れて7回は同点止まり。


8回には4番手で登板したスアレスを相手に、おかわりが内野安打、メヒアが四球でチャンスを作ると、金子侑の代打・クリ(栗山)がライト前へ運んで1点を勝ち越し。さらに秋山にも内野安打が出て2点リードに。


貪欲にもっと点をとっておけばと思うことになったのが直後の8回裏。グラシアルをレフト前ヒットで出塁させると、柳田にライトのテラスに飛び込む同点2ランを打たれました。ライオンズベンチは8回に平井を投入したのですが、振り返るとマーティンで良かったのではないかと思いました。(延長10回に似たような打順に回る場面で登板して打ち取っていたので)


その後は両チームゼロ行進が延長12回表まで続きました。その間、ライオンズは9回表に2死から外崎が出塁するも牽制死でチェンジ、延長10回は2死満塁のチャンスを作るも源田が三振、11回は2死1、2塁のチャンスで途中出場のカズオ(松井)が三振、12回は三者連続三振。9回以降1点も取れず、勝ちがなくなってしまいました。


12回裏、ライオンズは齊藤大将がマウンドに上がり、先頭の代打・長谷川をあっさり初球で打ち取った時は「このまま引分けに持ち込めるかな」と思ったのですが、西田にセンター前ヒットを打たれ、牽制悪送球で2塁まで進めた時には、サヨナラ負けも覚悟しました。牧原にレフト前ヒット、今宮を歩かせて1死満塁。グラシアルで勝負して、引き分けに持ち込むには内野ゴロでホームゲッツーしかないと思っていたら、まさかのライトスタンドへの満塁本塁打。グラシアルで2死目を取っていても、柳田に同じことをやられたかもしれませんが、終わり方が…。しかもグラシアルを迎える場面で、今のコンディションでは登板すると悪い結果しか浮かばない増田がマウンドにあがっていました。昨日も8回に登板して柳田、松田に連続本塁打を許していましたが、今日もダメでした。この結果を見ると、リードした後の継投が悔やまれるなあと思います。8回にマーティン、9回にヒースで行って追いつかれないという確証はないですが。


大事な3連戦。1つでも勝っていれば、ホークスの勢いを止めることができ、来週以降の試合を戦っていく上で多少余裕は出来たように思いますが、3つ全部負けてしまいました。先ほどは今日の投手起用がうんぬんと言いましたが、このような結果になったのは両チームの4番の出来の差だと思います。ホークスの4番・柳田も3試合で11打数4安打2四球なので、自身の打率を下げる結果だったのですが、4本のヒットがいずれも本塁打。勝ち越し弾、先制弾、同点弾なと冠のつく本塁打ばかりで、見た目の数字以上に貢献しています。一方のライオンズの4番は13打数でノーヒット、四球1。今日も一打で追加点、勝ち越し点につなげられる場面があったのですが、結果を出せず。この3連戦で出せなかった結果は、明後日からのイーグルス戦でまずは返してもらいましょう。


2位ホークスとの差は5ゲーム。「5ゲームしかない」と思ってしまうようでは先が危ないと思います。


0−6からさらに追加点を取られて一方的な展開で負けていればかなりの危機になったと思いますが、攻撃陣の頑張りで一時は逆転という展開に持ち込めたことで、ホークスサイドは勝ったものの、今後の対戦に不安を残したと思います。向こうは中継ぎフル稼働になりましたし、このライオンズ戦に限らず、中継ぎ投手を毎試合のようにガンガンつぎ込んでいますから、9月の大事な時期に不調に陥る投手が出てくるような気がしています。


2位との差は詰まりましたが、これからも今まで同様、「目の前をいかにモノにするか」ということだけ考えて戦ってほしいです。試合に勝てば、下とのゲーム差を詰められることはないわけですから。


試合終了が17時50分頃。福岡空港発の飛行機の時間は19時15分。空港でゆっくりラーメンというわけには行かなくなりました。


とりあえず空港に直行して、到着が18時半。夕食を空港内で買って、コインロッカーに預けた荷物をピックアップして、手荷物預かり所へ。ロッカーは北側の到着口付近、手荷物預かり所は同じフロアの南側。預かり所に着いた時点で18:40過ぎ。さっと預けて保安検査所に行かなきゃいかんのに、預ける時のバーコードが反応せず右往左往。結局隣の台に荷物を移して完了。


2階の保安検査所に向かう前に、土産の明太子だけ買って検査所へ。出発の30分前を過ぎていて、危うく優先受付の方に回されそうでしたが、何とか通常ルートで検査所通過。検査所にはライオンズの選手たちがゾロゾロ。よくこの時間に間に合ったなあと。


帰りは同じ便で羽田に帰りました。自分の数列後方から後ろに固まって座っていたようでした。(写真はピンボケしています)


離陸が大幅に遅れ、羽田の駐機場で止まったのが定刻より25分遅れ。羽田からのリムジンバスも当初予定より1本遅らせて乗車。これもチケット購入が少しでも遅れたら、さらに30分待ちでした。


帰りの飛行機の機種変更が2度、座席変更も2度、さらには搭乗口が当日になって変更になるといういろいろなバタバタが続きましたが、遠征は終わりました。


福岡遠征はこれで3年越しの7連敗。どうにかしないと、いつまで経っても福岡の二次会に立ち会えない…。