先発・多和田が5回に崩れて逆転を許し、3連勝ならず



本日のライオンズ戦の結果(東京ドーム)の結果


vs.千葉ロッテマリーンズ戦第17回戦 ライオンズ10勝7敗


試合開始:18:30 試合終了:21:24 試合時間:2時間54分 観衆:43,284人


マリーンズ 6―4 ライオンズ


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)多和田(5)〜小川(1)〜齊藤大(1)〜増田(1)
(M)有吉(6)〜岩下(1)〜松永(1)〜内(1)


勝利投手:有吉5勝2敗  セーブ:内2勝3敗24S   敗戦投手:多和田12勝5敗


本塁打 
(L)外崎18号2ラン(有吉)
(M)中村5号3ラン(多和田)


初回に源田の左中間2塁打に、浅村のライト前ヒットであっさりと先制。4回には先頭の森友哉がライトオーバーの2塁打で出塁し、外崎のセンター前ヒットで2点目。先発の多和田も4回までは非常に順調で、今シーズンの後楽園での試合とは思えないような、ライオンズにとって非常にいい流れの試合でした。


5回も、先頭の角中に2塁打を打たれ、鈴木にライトフライを打たれて、2塁走者を3塁に進めたあたりまでは、この回は1点くらい取られても仕方ないと思っていました。


その後、3連続四死球。その間に、暴投があったのですが、森友哉が大きく逸らさず、本塁突入を試みた3塁走者を刺すプレーが出て、ピンチを脱出できる可能性が高まったのですが、満塁で岡を迎えた場面。今日の多和田は結果的に1つも三振を奪えなかったのですが、フルカウントから空振りがなかなか取れずにファウルで粘り続けられ、最後は深めに守っていたセンター前への適時打を打たれて同点に。岡に15球を投じて打ち取れていれば、そのままもう少し投げられたでしょうが、スタミナを使ったあげく同点に追いつかれてしまってはどうにもなりません。


続く藤岡には勝ち越しの適時打を打たれ、中村にはレフトスタンドへの3ラン。一気に6点を失いました。4回までの投球数が36だったのに、5回だけで50球を投げてしまいました。トータルの投球数は86球とそれほど多くはなかったですが、球数以上にダメージが残る登板になってしまったと思います。


6回表に外崎が2ランを放ち、反撃の狼煙を上げた状況でどういう継投をするのかなと思ったら、6回は早速上がってきたばかりで、移籍後初登板になった小川が登板。変則左腕なのですが、球威が足りないように見えました。変則モーションと球のキレでどれだけ勝負できるかですね。左打者相手でも慣れられてしまうと、どうなのかなと思いました。


7回表の攻撃。2点ビハインドで先頭の秋山がヒットで出て、源田がつないでクリーンアップに回せば、一気に同点、逆転の展開もあり得ましたが、つなぎ役になるべき源田が併殺打。ここ数試合見ていて、どうも1、2番のバッティングの状態が悪いですね。特に2番の方が。


7回は齊藤大将が1つ四球を出しながらも無失点に抑え、8回表。1死から2人走者を出したのですが、おかわり(中村)とクリ(栗山)のベテランコンビが凡退して無得点。できればどちらか出塁してもらって、8回のうちに9番打者まで回して打順調整をしておきたかったのですが。


8回裏は久々に上がってきた増田が登板。球速自体は出ていたのですが、打球を見る限り、球が軽いように見えました。ストライクゾーンの四隅を突く制球力がないと、勝ちパターンには入れられないのではと思います。空振りもなかなか取れないですしね。復活まではまだ遠い道のりのようでした。


9回表、先頭の金子侑のところに代打・メヒア。打者に有利なカウントになっていたので、四球ででも出塁できていれば面白い展開になったと思いますが、アウトカウントを増やしてしまってはね。三者凡退で試合終了。


やはり今年は後楽園は鬼門のようです。多和田を先発させても勝てませんでした。セリーグのオレンジのチームが日本シリーズに出場しない限りは、今年はこの球場で試合をすることはないですが。


今日はロッテ球団50周年の記念試合。ユニとフラッグ?が配られたせいか、スタンドは真っ白でした。客の埋まりは読売主催の試合より明らかに多かったですし、スタンドの感じは2005年のアジアシリーズ(やじ馬でふらっと球場に行った)の時のようでした。あの時は内野の2階席とかもジャンプしまくっていた記憶がありますが。


2000本安打達成まであと11本のベテランの福浦さんへのファンの愛情はすごいですね。多和田がぶつけた時のブーイングは、谷保さんの場内アナウンスが殆ど聞こえなくなるほどでした。


ホークスが急に勢いを取り戻してきているので、明日明後日は負けられません。こちらも勢いをつけて、福岡に乗り込むような状況にしないと。