8回に金子侑の一打で逆転し、首位攻防戦連敗を免れる!



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第16回戦 ライオンズ8勝8敗


試合開始:18:02 試合終了:21:30 試合時間:3時間28分 観衆:30,966人


ライオンズ 7−6 ファイターズ 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)上沢(6)〜宮西(1)〜トンキン(2/3)〜公文(1/3)
(L)十亀(5)〜相内(2/3)〜齊藤大(1/3)〜平井(1)〜野田(1)〜ヒース(1)


勝利投手:野田1勝1敗1S  セーブ:ヒース3勝4S  敗戦投手:トンキン4勝3敗12S


本塁打 
(L)秋山17号ソロ、中村21号2ラン(上沢)


先発投手は、ウチが体調不良上がりの十亀、向こうはこちらが攻略に苦労してきた上沢。昨日の雄星で落としたことで、この3連戦、最悪の結果もありうるかもというのも頭によぎる中での今日の試合でした。


初回に秋山の先頭打者弾、2回には最近本塁打量産中のおかわり(中村)が2ランを放ち、3点リード。十亀は病み上がりながらファイターズには比較的相性が良いので、味方の援護に乗って行ってくれればと思ったのですが、3回にあっさり吐き出す結果に。下位打線に連続四球でチャンス作らせてしまってはね。


追いつかれた直後にアグー(山川)の適時打で勝ち越し、4回表を三者凡退に抑えたところまでは順調でした。


5回に中島、淺間に連続ヒットを打たれ、その後内野ゴロの間に同点。さらに2死満塁でレアードを迎えたときは最大失点(グランドスラム)も頭をよぎりましたが、内野フライでピンチ脱出。何とか同点止まりにとどめました。


病み上がりだった十亀は5回でマウンドをおり、6回からは継投に入りました。ただ2番手以降の投手がグダグダで…。


6回頭から登板の相内は、先頭の田中賢に四球を出した後、犠打で2塁に進められ、暴投、犠飛で勝ち越し点を許し、さらに中島に四球を出したところで、左の齊藤大将にスイッチ。しかし、淺間にはタイミングが合っていないように見えたのですが、レフト線へ運ばれて再び2,3塁のピンチ。ここでイニング2つ目の暴投(1つ目の暴投は相内)が出て、2点の勝ち越しを許しました。


7回は平井が先頭の中田に左中間を破る2塁打を打たれ、レアードにはぶつけてしまいましたが、田中賢にはバントでの進塁を許さず、続く渡邉を遊ゴロ併殺に打ち取って無失点。


8回は左が並ぶ上位打線につながるということで、左の野田が登板。ここでも先頭の清水にストレートの四球を出し、中島に送られて1死2塁のピンチ。この後、1死満塁になって打席に近藤を迎えるという絶体絶命のピンチになったのですが、その近藤を4→6→3の併殺にとって8回表は終了。この場面で、2塁ベース上でのプレーと1塁ベース上でのプレーについて2つ同時に1塁側ベンチからリクエストが要求されました。正直、リプレイ映像を見る限りでは、2塁から1塁への送球時の足が離れるのが早かったように見えたのですが、2塁も1塁もアウトが成立し、この時点でファイターズ側のリクエスト行使権がゼロに。9回終了まではリクエストが出来なくなったというのはライオンズにとって大きかったかなと思います。


中盤にやってはいけない形で勝ち越し点を許す嫌な展開で、正直今日の試合このまま負けてしまえば、最終的に到達すべき目標への到達がおぼつかなくなるのではとまで思いました。しかし、その思いが数十分後に覆されました。


8回裏、トンキンが制球を乱して1死満塁のチャンス。ここで8番の途中出場の銀(炭谷)に打席が回ったのですが、代打・クリ(栗山)を投入。サードのレアードへのライナーだったのですが、捕球しきれずにゴロになる間に3塁走者が生還し、5−6の1点差に。2死になって9番の金子侑だったので、1点差のまま9回かなと思いました。フルカウントまで粘り、結局浅めに守っていた左中間をきれいに破る2点適時3塁打で逆転。昨日から1軍復帰し、今日は前の3打席で結果が出せていませんでしたが、最後に仕事をしてくれました。打率は2割そこそこのままですが、決めるべき場面で結果を出してくれたと思います。


こうなると、9回は抑えのヒースを投入して逃げ切り態勢。田中賢には粘られましたが、結局三者凡退で試合終了。




試合後振り返ると、ライオンズの中継ぎ陣がこれだけグダグダな投球をしながら、ファイターズもチャンスで併殺とか潰してくれたおかげで、結果的に勝てたのかなと思います。あと、2つのプレーにリクエストを要求して両方失敗したことにより、リクエストの権利だけでなく、勝ち運まで手放してしまったのかなと思いました。


8回裏の満塁の場面で代打・クリを出した采配。ベンチの捕手がいなくなったので、DHを解除して森友哉を入れるしかなかったのですが、思い切った采配だったと思います。相手が相手だし、今日の試合は絶対に落とせない試合だったので、僅差ビハインドでも勝ちパターンの投手をつぎ込む采配と合わせて、やるべきことはやって、結果につながらなければ仕方ないと割り切った素晴らしい采配だったと思います。もし同点で延長戦に入ったら…なんてことはこの場面では考えていなかったでしょう。


これで、この3連戦が始まる前の5.5ゲーム差に戻りました。こうなったら2週間前と同様に勝ち越して、ゲーム差を連戦前より離して、来週以降の試合に臨んでいけるようにしたいですね。今日の試合は最終的にはファイターズ側にとって非常にショックの残るものになったと思います。


今日の勝利に浮かれることなく、明日も勝てるように、今日と同様、いやそれ以上に応援しますよ。


ヒーローインタビューは勝ち越し打の金子侑司選手でした。




夏の選手プロデュース弁当シリーズ。今日でスタンプ5個たまったので、今年はこれにて完。今日の試合では、チャンスの場面での淡白な打撃が顔をのぞかせていました。キャプテンがこれでは困るのですが…