序盤での4失点が重くのしかかり、追い上げ及ばず4連敗




本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.オリックスバファローズ戦第10回戦 ライオンズ3勝7敗


試合開始:14:01 試合終了:16:44 試合時間:2時間43分 観衆:30,065人


ライオンズ 2―4 オリックス 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Bs)松葉(7)〜黒木(1)〜平野(1)
(L)十亀(5)〜平井(1)〜野田(1)〜大石(1)〜武隈(1)


勝利投手:松葉3勝5敗  セーブ:平野2勝3敗17S  敗戦投手:十亀4勝3敗


本塁打
(L)中村15号ソロ(松葉)


昨日、山岡にひねられて完封負け。そして、今日はライオンズ打線が苦手にしている松葉が先発。ズルズルいくのを止めなきゃいけない試合だったけれど・・・。


先発の十亀は、初回は無難な立ち上がりだったものの、2回に無死満塁から大城にライト前へ2点適時打を浴び、さらに犠打で走者を進めてから、駿太のライトへの適時打で計4点。ライオンズ打線と松葉との相性を考えると、2点でも厳しいと思ったけど、4点ではね。


2点取られた後、若月に犠打を決められた場面。3塁送球してフォースアウトを十分取れたはずなのに、セーフティーに1塁へ送球。この判断ミスで1点は余計な点をあげてしまったことに。


今日の十亀は単打ばかり9本浴びたけど、連打を食らったのは4失点した2回だけ。長打を食らわなかったから大量失点にはならなかったけど、簡単に打たれすぎですわ。スコアを振り返ると、失点した2回だけ四死球を出しているんですよね。ナカジ(中島)への死球が痛かったな。


序盤から4点ビハインドになって、打線も焦ってしまったのか、早打ちが目立ったし、バッターに有利なカウント(ボール先行)になってもカウント球を捉えることが出来ず。松葉って四球出せば崩れる投手のはずなのだけど、今日は7回2失点で無四球だったからなあ。ライオンズ打線で松葉に合っていたのは、2安打放った外崎だけだったかな。その外崎も、4回に今日2本目のヒットで出塁した後に牽制死。後続の打者がつなげられれば、絶好の追い上げチャンスだったのに。最後までライオンズサイドに流れを持ってこられなかった。


先発の十亀が5回で降板した後、中継ぎ投手4人のリレーで6回以降は無失点。やっぱり2回の4失点が大きすぎたな。


オリックスは直上にいるライオンズを倒して3位を狙いに来ているのだろうけど、叩ける時は徹底的に叩き潰さんばかりに、明日はディクソンを中5日で先発に持ってきた。ディクソンもこれまたライオンズ打線が苦手にしている投手で、今年も既にライオンズは2勝を献上している投手。とにかく先制点を相手にやらないこと。ライオンズの先発予定のウルフには、低めに投球を集めて、内野ゴロを打たせて打ち取る「らしい」投球をして欲しい。


先週の水曜の深夜の報道で知ったあの話題に、今日は触れないわけにはいきません。


昨日の試合が、森慎二投手コーチの追悼試合となり、球団ビルの3階には献花台も設けられていたので、昨日は試合は見ずとも献花だけしに行こうかなと思っていました。ところが、昨日の試合を文化放送ライオンズナイターで聞いていたら、「献花に訪れるライオンズファンが非常に多いため、明後日(7/2)まで引き続き献花台を設置する」ということだったので、昨日は球場には行かず、今日行ってきました。


自宅の最寄駅の近くで献花用の白いキクの花を1本購入してから球場に向かいましたが、花を持って球場に行くことなんてまずありえないじゃないですか。持って行く途中で花が折れてしまったりしてはマズいということで、持っている花の様子をチラチラ気にしながら向かったんですけど、花を見る度に、森慎二投手コーチの現役時代、そしてライオンズのコーチになってから、遠くから見ていても存在が一目でわかるような大きな背中を我々に見せてブルペンを守っていた時の姿まで、走馬灯のように頭の中を駆け巡り、様々なことを思い出してしまって、心の中の眼だけではなく、実際に見える景色も霞っぱなしでした。


こんなんじゃ、献花を行う部屋に入る直前にはどうしようもない状態になってしまうのではないかと思い、球場に着いてからは、まず自分のエリアでいつものようにゲーフラ等の準備をしながら心の中を落ち着かせてから、献花に向かいました。



昨日は、再入場する人と献花に向かう人がぐちゃぐちゃになりカオス状態だったと聞いていたのですが、今日はそこまでの混乱はありませんでした。しかし、3階の会場に向かう階段を上り下りする人の波は、自分が向かった時には途切れることはありませんでした。


献花台正面にはユニフォーム姿の写真が何点も飾られ、花束やお供え物が既に数多く置かれており、自分が持っていった花は献花台の両サイドに置かれていたテーブルの上に置いてきました。


献花台の前で一礼し、祈りを捧げたのですが、こみ上げてくるもののせいか震えが止まらず、終わった後は人前に顔を見せられる状態ではありませんでした。今日は昨日と違い、会場内にメディアの関係者はいらっしゃいませんでしたが、昨日だったら間違いなくカメラ向けられていたでしょうね、自分に。


会場を離れる前に、会場全体の写真だけ撮ってきました。


昨日に続いて、ブルペンにはコーチ時代の背番号89のユニフォームが飾られていました。


森慎二コーチの現役時代といえば、入団当初に、橋本武広デニー友利(現・ドラゴンズ1軍投手コーチ)とともにリリーフ陣を支え、抑えを任されていた時代もそうなのですが、安定感としては伊原監督第一次政権(2002〜03シーズン)時代に、抑えの豊田(現・ジャイアンツ2軍投手コーチ)の前でセットアッパーを務めていた頃の記憶が鮮明に残っています。四球で塁上を賑わせてから、最後は三振で抑えて無失点で終わるという自作自演かつこちらの寿命を縮めさせるようなシーンも多かったですが、今思えばいい思い出です。


メジャーリーグに挑戦してからすぐに大きな怪我を負ってしまい、現役選手としての輝きはそこで終わってしまった気がしますが、その故障の経験が、つい最近の大石の復活など、コーチとしての指導に生かされてきたのではないかと思います。


これから5年、10年、ベンチ担当のどいちゃん(土肥投手コーチ)と協力しながら、ライオンズの投手陣の整備に尽力していただきたかったし、それを大いに期待していたのですが・・・


叶わなくて残念というか、失ったものが余りにも大きくて・・・


先月25日に体調不良で病院に向かわれ、ブルペンコーチを離れられて以降、当日の福岡、27、28日の沖縄、昨日と今日の所沢と試合がありました。1つノーゲームになった沖縄の試合も含め、まだ1試合も勝てていません。今日は中継ぎ投手陣はしっかり無失点リレーが出来ましたが。


ブルペン(中継ぎ投手陣)の力を使って試合に勝つことが、亡くなられた森慎二コーチへの何よりの供養になると思います。


選手達もついこの前まで普通にグラウンドで指導されていた方が急逝されて、特に投手陣はショックが大きいのは否めないとは思います。しかし、プロ野球の選手なのだから、いつまでも引きずらず、チームとしても優勝を目指すのであれば、試合の時くらいは普段通りの精神状態にしっかり戻して戦ってもらって、結果を出してもらいたい。


東尾監督時代の初優勝の年(1997年)のリーグ優勝決定試合の後だったか、デニーさんと森慎二投手(当時)が、ライトスタンドのフェンスに跨って、ファンとともに万歳三唱をしていた写真をあるツイッターで最近見ました。


現状、1位までは少しゲーム差が離れていますが、今年の秋には出来ればリーグ優勝、そうでなければ今はCSに出てからの下克上のシステムもあるので、日シリ進出→日本一になって、森慎二コーチに天国から身を乗り出して万歳して喜んでもらえるよう、1人のファンとして魂込めて選手達を支えていきたいと思います。


何だかまとまりがなくて、すごく長い文章になってしまいました。


とにかくまずは明日連敗を止めましょう!


連敗が止まるまでは、ずっと追悼試合です。私の中では。