本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果
vs.オリックスバファローズ戦第6回戦 ライオンズ1勝5敗
試合開始:13:00 試合終了:16:04 試合時間:3時間04分 観衆:25,814人
●ライオンズ 1―2 オリックス
【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Bs)吉田一(5 2/3)〜佐藤達(1 1/3)〜馬原(1)〜平野佳(1)
(L)レイノルズ(7)〜ウィリアムス(2)
勝利投手:吉田一1勝 セーブ:平野佳1勝8S 敗戦投手:レイノルズ3敗
【本塁打】 なし
昨日のように小刻みに加点して、最後に突き放す展開を期待したのだけど、チームが上り調子になる気配が見えない中、上手くはいかないなぁ。
ルーキー・吉田一とは2週間前の京セラでの対戦に続いて2度目の顔合わせ。前回は球数を放らせて5回途中で降板に追い込んだけど1点しか取れなかった。この投手は現状では80球くらいで制球が乱れ出すから、序盤からファウルで粘るなり、しっかりボール球を見極めていけば、もっと早い回で捕まえられたと思うけど。
今日は6回途中まで投げさせることになってしまい、奪った得点は6回の脇谷のライトへの適時打のみ。ウチが点を取られまくって大量ビハインドの状況なら仕方ないけど、ルーキー相手に、しかも1度対戦経験がある相手にこれだけ抑えられてしまうのは大いに問題あり。
敗因はいくつかあるけど、一番大きかったのが6回の脇谷の適時打の場面での1塁走者・ランサムの走塁ミス。
あの場面、打球の速さと飛んだ方向を考えると、2塁走者の生還は難しかった。当然3塁ベースコーチは、2塁走者の浅村に3塁ストップのポーズを取っていた。しかし、1塁走者のランサムは見逃し、2、3塁間の中間付近まで暴走し、走塁死。
仮にランサムが正しい走塁をし、1死満塁で秋山を迎えていたら… 内野手は前進or併殺も狙える中間守備を取っていたはず。すると、秋山の一ゴロになった打球なら、併殺はまず取れないし、3塁走者の生還が可能だった。さらに運良く一塁手が捕球できずに外野まで転がっていれば逆転になっていたはず。
ランサムの完全なるボーンヘッド。6回裏の時点でせめて同点になっていれば、最終的に勝てていたかは分からないが、違った展開にはなったはず。
もう一つ、敗戦につながったとは言えないけど、反省すべきプレーが9回裏にあった。1死1、3塁で銀(炭谷)を打席に迎えた場面。初球、偽装スクイズで1塁走者(秋山)が盗塁成功し、2、3塁に。
ここで銀がスクイズを試みるも、平野佳に打球をうまく処理され、3塁走者が本塁上で刺され、スクイズは失敗。これだけであれば「仕方ない」で済んだ。
スクイズの後、打席の銀は1塁方向へ走らず、3塁走者が本塁上で憤死した瞬間は、完全に打席の外でジャッジウォッチャーになっていた。オリックスバッテリーは当然の如くこれに気づき、1塁で打者走者をアウトにして試合終了。
スクイズして本塁上でタッチアウトはあるけど、さらに1塁でアウトを取られるシーンはそうない。確かに、銀はスクイズの後、打席の外で倒れ込んではいたが、1塁方向へ走ることは出来たはず。そのすべき走塁を怠ったのはあるまじきプレー。
たぶんスクイズが成功したと思って1塁方向へ走ることを怠ったのだろう。過信、慢心だよな。高校生だって、スクイズした後、打席の外で、球審の横でボーっと突っ立っている選手はいないよ。野球におけるセンスの問題というか何というか…
このプレーを見ていると、順調に行けば今年国内FAを取得するのに、球団は複数年契約でなく単年契約を提示した理由がわかる気がした。強肩とか長所はあるけど、今日の最後のプレーを見てしまっては…
前々日のオリックス戦。その前の日に適時3塁打を放っていた秋山が、最初の2打席連続三振で3打席目に代打を出されたことがあった。今日のプレーがあって、明後日のスタメン捕手どうするんだろう。日をまたいでの懲●とかあるのかな。
個人的には、捕手2人体制だと代打が出しにくいので、出来ればもう1人上げて欲しいと思っている。オープン戦で死球を受けて戦線離脱していたルーキーの岡田雅利が昨日のファームの試合で復帰した。彼を早い時期に1軍で見てみたいなぁという気がしている。来年以降のことを考えて。
9回裏の銀が打席の場面。こういう結果になったら、スクイズを選択したベンチの采配に批判が行くかもしれないけど、采配としては大いにありの選択肢だったと個人的には思っている。さすがに満塁の場面でやったら…とは思うけど。
今日の試合のみに関して言えば、打てないこと以外に采配批判する要素はなかったな。
グレッグ・レイノルズ。先発で4試合登板して、防御率が2点台半ばなのに勝ちなしの3敗。普通に打てるチームならこんな星勘定はありえない。味方の援護が思うようにもらえず、中継ぎに勝ちを消されたりしたこともあったけど、めげずに投げて欲しいなぁ。