本日のライオンズ戦(西武ドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第7回戦 ライオンズ3勝4敗


試合開始:13:00 試合終了:18:19 試合時間:5時間19分 観衆:26,619人


西武ライオンズ 7―10 福岡ソフトバンクホークス 【延長12回】


   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12  R H E
  0 0 3 3 1 0 0 0 0 0 0 3   10 17 1
  0 1 1 0 0 5 0 0 0 0 0 0   7 14 1


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(H)ガトームソン(5)〜藤岡(1/3)〜小椋(3)〜久米(1 2/3)〜ホールトン(2)
(L)キニー(3 1/3)〜大沼(2 2/3)〜小野寺(2)〜星野(1/3)〜岡本(1 2/3)〜グラマン(1)〜三井(2/3)〜岩崎(1/3)


勝利投手:ホールトン1勝3S  敗戦投手:三井1勝1敗


本塁打
(H)長谷川1号ソロ(キニー)
(L)G.G.佐藤6号ソロ(ガトームソン)、中島6号満塁、ブラゼル11号ソロ(小椋)


【経過】
2回にライオンズがGGのソロで先制するも、ホークスが直後の3回に川崎と柴原の適時打で逆転。4回にも長谷川のプロ初本塁打に松中の3塁打で3点を追加してキニーをKO。中盤で一時5点差をつけられたライオンズは6回に中島のグランドスラムブラゼルのソロで一瞬のうちに同点に追いつく。以降は両チームの中継ぎ投手が踏ん張り同点のまま12回に突入。延長12回にライオンズ7番手の三井が打ち込まれて、5時間19分の今季パリーグ最長ゲームをモノにすることが出来なかった。


【戦評】
先発のキニーは2回まではいい投球だったが、3回の先頭打者に2塁打を打たれて急に甘い球がいくようになってしまった。粘られて球数を多く放らされて打たれるというケースは少なかったのだけど、複数回対戦を重ねることで慣れられてきているような気もした。一時は5点差をつけられて、ほぼ負け試合という展開になったのだけど、追いついてこの日もキニーに負けはつかず。運がいいのか。


序盤、2回裏と3回表に両チームが2死満塁のチャンスを迎え、ライオンズは凡退し、ホークスはモノにして得点を奪った。ライオンズは3回のGGの適時打以外は全て本塁打による得点だったが、ホークスは長谷川のソロ以外の9得点が全て適時打によるもの。打線がうまくつながっていた。ライオンズの投手の調子が明らかに悪いというイニングもあったけれど。


6回裏に5点差を追いついたわけだけど、先頭打者の細川の打席でホークスの二塁手・本間が何でもない二ゴロを一塁へ悪送球(少しライト側へ逸れた)し、一塁手の足が離れてセーフ(記録は二ゴロ失策)になった所から事が始まった。ボカ(ボカチカ)とヤス(片岡)の連打で無死満塁。ショウゴ(赤田)の一ゴロで1死満塁となり、ナカジ(中島)を打席に迎えた所でホークスが投手交代。4番のブラゼルが左打者なので、そこで左の小椋にスイッチと思っていたら、1人早く交代。ナカジが代わり端の初球を右中間へ応援歌の歌詞にならうかのようなグランドスラム。続くブラゼルも同じく初球をレフトポール際へソロ本塁打。投手が代わった直後に、初球を叩いての本塁打が2本続くなんてめったにあることじゃないし、5点ビハインドで完全な劣勢に立たされていたから、興奮してしまったよ。ナカジの満塁弾に興奮して、ブラゼルの打球は最初どこに上がったか訳わかんなかった。場内の歓声でようやく気づいたよ。野球って1つのちょっとしたミスからこれだけ傷口が大きくなるのだから、怖いスポーツだよな。


7−7の同点に追いついてからは両チームの投手が踏ん張った。ライオンズも延長10回に唯一得点圏まで走者を進めてサヨナラのチャンスがあったのだけど、モノに出来なかった。打順の巡りを考えると延長11回に中軸に回ってくるのでサヨナラの大チャンスがくるだろうと思ったけど決められず。監督もここで決めてくれることを期待し、また相手の打順も上位に回るということで11回に信頼感抜群の守護神・グラマンをつぎ込んだのだろう。9連戦の初戦で、グラマン2イニングはないと思い、延長12回にもつれこむとヤバいと思っていたら、悪い予感が的中してしまった。


26日土曜のオリックス戦で4点リードの場面で逆転を許してしまった三井が今日も炎上。ストレートが全く走らず、変化球もボールを置きに行く状態。左肘の違和感が癒えて戻ってきたはずなのに、状態は最悪。実は肘の状態が悪いままなのではないかと疑ってしまった。1軍登録を抹消されそうだけど、幸いにしてチームの状態がいいし、今はじっくり休んで欲しいな。夏場くらいに戻ってこられたら御の字じゃないだろうか、現状では。ここ数年勝ちパターンの中継ぎでフル回転したことによる勤続疲労なのかもしれない。年齢による衰えでないことを祈るけれど。


12回に三井を登板させるというのは、今日の状況ならやむを得ない選択だったと思う。翌日試合がない、あるいはシーズン終盤で絶対に落とせないゲームならば、2イニング目のグラマンはあり得たと思うけれど、9連戦の頭だし、そこまで無理をさせる状況ではない。三井が炎上して降板し、代わった岩崎が1球でアウトをとってしまったというのは皮肉だったな。


今日は、ホークス側に2度の牽制死あり、単純なミスから一気にわずか2球で5点ビハインドから同点になるというミラクルあり、延長12回には柴原が高いフライを見失う場面あり、と珍しいシーンが多々あった。3点ビハインドで迎えた12回裏、先頭打者のゲッチュ(大島)の打球を柴原が見失って2塁打にした時は、「またミラクルが起きるのかな」と期待したのだけど、さすがに2度は起きなかった。


試合時間は5時間19分。今季のパリーグ最長試合となったばかりでなく、自己観戦試合での最長記録を更新した。これまでの自己記録より10分くらい長かった気がする。今日はかなり打ち合いになったこともあって試合が長引いたけど、前回5時間超えの試合を経験した時はロースコアだったような記憶がある。これだけ長い試合を見て、負けるとどっと疲れが出るよ。勝ったら勝ったで、2次会に参加して別の意味での疲れが出ていたかもしれないけど。


帰りには西武球場前から池袋線への直通臨時電車が既に終了していて、電車の本数もいつものデーゲームの帰宅時より少なかったから、何となくナイターから帰る時のような感覚を抱いてしまった。順調にいつものペースで試合が進んでいれば、試合後に駅前で動物と戯れてから帰ろうと思ったのだけど、試合が5時間超えで帰り際には辺りが暗くなっていたので、そんなことは出来るはずもなく… せめて9回までにサヨナラで試合を決めてくれていれば…



↑ 延長11回へ突入直前のスコアボード。試合開始から4時間28分が経過



↑ ようやく試合終了。ってか、もう東京ドームでナイター始まってる時間やないか!!


(2008年の観戦成績)


オープン戦      1試合1勝0敗


レギュラーシーズン  7試合4勝3敗